炭素素材の新時代
2026-03-30 13:19:56

東邦アセチレンと3DC、次世代炭素材料での連携へと舵を切る

東邦アセチレンと3DCが進める新たな挑戦



近年、持続可能なエネルギー供給が求められる中、炭素材料の革新が進んでいます。そんな中、東邦アセチレン株式会社が株式会社3DCに出資し、次世代炭素材料である「Graphene MesoSponge®(GMS)」の量産化を目指す取り組みが加速します。

地域企業の連携から生まれた挑戦



今回の出資は、宮城県同士の企業としての地域的なつながりから実現したとされています。株式会社3DCは東北大学発のスタートアップとして、仙台市に拠点を持ちつつ、次世代電池に必要不可欠な新素材の開発に取り組んでいます。対する東邦アセチレンは、長年にわたり産業ガスを通じて地域産業の発展を支えてきた企業で、両社は地域から世界へ向けて新しい産業価値を生み出すことを理念に掲げています。

出資の金額は、合計で3.7億円。これにより、両社は材料開発や製造プロセスの高度化に向けた協力を進め、次世代電池材料の実用化に向けた道を模索していく予定です。

GMSの概要とその期待



GMSは、ナノレベルの厚さを持つ三次元構造を持つグラフェン素材であり、柔軟性や多孔性、導電性、耐食性といった特性を備えています。この特性により、電池の容量を向上させながらも他の特性の低下を防ぐための画期的な材料として、世界中から注目が集まっています。

具体的な運営計画



3DCは、今回の資金調達を用い、岐阜県土岐市でのパイロット工場の拡張をはじめ、以下のような活動を展開していく予定です。

  • - GMSの量産プロセス確立に向けた研究開発
  • - 商用化のための顧客評価用の供給体制の強化
  • - 研究開発資源の拡充や海外パートナーとの連携深耕

これにより、さらなる産業技術の向上を図り、持続可能なエネルギー供給の前進に寄与することを目指します。

東邦アセチレンの見解



「3DCのGMSは、電池の高効率化や長寿命化、安全性の向上に寄与する非常に有望な素材です」と東邦アセチレンの代表取締役社長、堀内秀敏はコメントしています。そして、地域社会に貢献するための活動の一環として、この出資が重要であることを強調しました。

今後も両社の連携が新しい産業価値の創出につながることが期待され、多くの注目が集まります。

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会社概要


東邦アセチレン株式会社


  • - 代表者:堀内 秀敏
  • - 設立:1955年3月
  • - 本社所在地:宮城県多賀城市栄2-3-32
  • - 事業内容:高圧ガス、産業機材、医療用ガスなど
  • - 公式サイト

株式会社3DC


  • - 代表者:黒田 拓馬・西原洋知
  • - 設立:2022年2月
  • - 本社所在地:宮城県仙台市青葉区片平2-1-1
  • - 事業内容:炭素材料の開発・製造・販売
  • - 公式サイト



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会社情報

会社名
株式会社3DC
住所
宮城県仙台市青葉区片平2-1-1国立大学法人東北大学 産学連携先端材料研究開発センター
電話番号
022-797-8073

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