ラクスル、ホンダモビリティランドとサステナビリティパートナーシップを締結
ラクスル株式会社が鈴鹿サーキットを運営するホンダモビリティランド株式会社(以下、ホンダ)とサステナビリティの観点からのパートナーシップを結ぶことが発表されました。この提携により、モータースポーツの魅力を広めるブランディング活動と地域貢献に重点を置いて協力することとなります。
取り組みの背景とは
ラクスルは、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、印刷業界にITを導入し、ビジネスの効率化を図っています。彼らのプラットフォーム「ラクスル」は、中小企業を中心に約270万人の会員を持ち、小ロット・低価格・短納期という特性を活かして、印刷物や集客支援を提供しています。
一方、ホンダはモビリティ文化の発展や人材育成を進めつつ、環境問題への意識を高めています。モータースポーツイベントの開催にあたり、温室効果ガスの排出量を減らす努力をしており、2030年にはカーボンニュートラルを目指すという目標を掲げています。
両社の協力による新たな価値の創造
このたびのパートナーシップ契約が結ばれた背景には、ホンダが掲げる「環境に配慮したイベント運営」という理念に対し、ラクスルの提供する小ロットでの印刷サービスが非常に適しているという共感があります。環境を意識したイベント運営の中で、来場者向けの販促物や資材準備には多大な時間が必要ですが、ラクスルのサービスがこれをサポートすることで、持続可能な文化を醸成することが期待されています。
今後、鈴鹿サーキットとその周辺地域でのイベント企画や、F1日本グランプリを含むモータースポーツイベントの盛り上げが予定されています。この取り組みにより、地域の活性化や社会貢献を目指す活動が進むことが期待されています。
合同での今後の活動予定
今後の計画
ラクスルとホンダが手を組むことで、地域に根ざしたアクティビティが増加します。具体的には「2025春 鈴鹿サーキット オリジナルグッズ総選挙」が企画されています。この企画では、ファンの皆さんが商品のデザインを選ぶことができ、2025年4月より新商品が販売される予定です。
このグッズ総選挙は2025年1月頃から開始され、ファンが自分の好みに合わせたデザイン投票を行います。おそらくこの投票を通じて、多くのモータースポーツファンが参加し、その結果としてユニークで魅力的な商品が生まれることでしょう。
両社のコメント
ホンダモビリティランドの常務取締役である小田栄次郎氏は、「環境に配慮しながらファンに充実した体験を提供することが目的」と述べています。ラクスルの渡邊建氏も「サステナビリティを強化し、新しいスポーツイベントの形に挑戦したい」と意気込みを語っています。
両社の強力なコラボレーションにより、地域社会や環境への貢献とモータースポーツの振興が一体となって進行していくことを、今後楽しみにしたいものです。