電子レシート革新、Pi-xcelsが270万ドルの資金調達を実施

2024年11月18日、インタラクティブな電子レシート技術のパイオニアであるPi-xcelsが、最新の資金調達ラウンドで270万ドルを調達したと発表しました。このラウンドは、Headline Asiaが主導し、Wavemaker PartnersやHustle Fund、さらに新しい戦略的投資家も参画しています。これにより、Pi-xcelsは日本、東南アジア、ヨーロッパにおける市場拡大を加速し、米国市場への進出も目指しています。

Pi-xcelsはかつて行ったシードラウンドでの成功を基に、さらなる成長を遂げています。個人情報保護を重視したNFC電子レシートソリューションは、Visaシンガポールとの提携や、Ingenico、Pax、Newland、Castlesなどの決済リーダーとの協力を進展させる中で、強力なデータインサイトを顧客に提供するよう設計されています。

「私たちのNFC対応の電子レシート技術は、小売業界における消費者体験を革新する可能性を秘めています」とPi-xcelsは述べています。顧客はワンタップでデジタルレシートを受け取ることができ、加盟店は貴重なインサイトを得ることができます。このように、シームレスで摩擦のない体験を提供することが、Pi-xcelsのサービスの特徴です。

今回の資金は、事業を拡大するだけでなく、技術のさらなる進化とパートナーシップの強化にも使用される見込みです。Pi-xcelsは、小売業界に新たな基準を打ち立てることを目指し、技術の保護、チームの拡充、そして広範な戦略的パートナーシップの形成に着手します。

Headline AsiaのJackson Looもこの企業の成長を高く評価しており、Pi-xcelsのソリューションは決済プロセスを変えることなく、消費者データを収集することで業界のパラダイムシフトに寄与する可能性があると述べています。特に、オフラインの消費者に対するEコマースレベルのパーソナライゼーションを実現することに大きな期待を寄せています。

Headline Asiaは、日本や東南アジアを中心に、アジア全域での投資を行う独立系ベンチャーキャピタルファンドであり、国内外に強力なネットワークを持ち、その可能性を最大限に活用して出資先企業の価値を最大化しています。これからも、Headline Asiaはアジア市場での投資戦略を強化していく方針です。