航空燃料SAFの製造
2025-04-09 17:36:19
リソルグループが廃食用油を活用し航空燃料SAFの製造を開始
リソルグループが目指す資源循環型社会
リソルホールディングス株式会社は、2025年3月13日に株式会社レボインターナショナルと使用済み食用油に関する契約を結びました。この契約により、リソルグループの運営施設から出る廃食用油の一部がレボインターナショナルに提供され、国産の持続可能な航空燃料(SAF)製造のための原料として活用されます。これにより、資源循環型社会の実現に向けた大きな一歩を踏み出しました。
廃食用油の資源化へ
廃食用油を航空燃料に転換することで、これまで廃棄物として扱われていた資源が新たな形で生まれ変わります。この取り組みは、地球温暖化の防止や環境負荷の低減にも寄与します。リソルグループは、既存の施設から出る廃食用油をバイオ燃料にして、CO2の排出量を削減することを目的としています。特に、運営するホテルやゴルフ場から排出される廃食用油を活用することで、持続可能な社会を形作る手助けとなります。
サステナビリティを掲げるリソルグループの姿勢
リソルグループは「地球にやさしい」企業グループを目指し、環境保護や省エネ、再生可能エネルギーの活用など、幅広い活動を展開しています。各事業においては、環境負荷の削減に努めることで、社会の変化やニーズに柔軟に応じながら、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた努力を続けています。
レボインターナショナルの役割
株式会社レボインターナショナルは、廃食用油を基にしたバイオ燃料の製造・販売を手がける企業で、国内最大のバイオディーゼル燃料製造施設を持っています。彼らは、廃食用油の引取ネットワークを確立し、原料の調達から製造まで自社で一貫して行う体制を構築しています。さらには、持続可能な航空燃料の研究・開発にも取り組んでおり、この分野での革新を推進しています。
持続可能な航空燃料(SAF)とは
SAFは、化石燃料以外の原料から作られ、従来の航空燃料と比べてライフサイクル全体でCO2排出量を50%~80%削減できることが特徴です。SAFは、既存のインフラや航空機と互換性があり、ドロップインで利用できるため、短期間で温室効果ガスの排出が抑えられる可能性を秘めています。これにより、航空業界の脱炭素化に向けた重要な手段として期待されています。
まとめ
リソルグループとレボインターナショナルの提携は、持続可能な社会の実現に向けた重要なマイルストーンです。廃食用油を資源化し、SAFとして再利用することで、環境問題の解決に貢献しています。この取り組みが新しいビジネスモデルを生み出し、他の企業にも広がっていくことを願います。今後もリソルグループの活動から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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リソルホールディングス株式会社
- 住所
- 電話番号
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