小児医学研究助成金の申請受付が開始
公益財団法人川野小児医学奨学財団は、小児医学の研究を促進するために2025年度の研究助成金の申請受付を2024年9月2日より開始します。この助成金は、一般枠として1名あたり最大300万円、若手枠として40歳以下の研究者には最大100万円が支給される仕組みです。
この財団は埼玉県川越市に所在し、小児医学及びその関連分野の研究者を支えることを目的としています。小児疾患に対する研究が進む一方で、依然として多くの課題が残されているため、当財団の取り組みは非常に重要です。1990年以来、研究者への助成金交付を行い続けており、この34年間で750名以上に助成してきた実績があります。
申請資格と助成内容
対象分野
助成金の対象は、小児疾患に関する研究全般であり、原因究明、診断、治療、予防など、基礎医学から臨床医学、さらには社会医学的研究まで幅広く設定されています。ただし、日本国内の研究機関に限られます。
応募資格
応募するためには、以下の条件を満たす必要があります:
1. 日本国内の総合大学医学部や医科大学、医学研究機関で小児医学に従事していること。
2. 申請時及び助成期間中もその資格を満たしていること。
3. 所属する組織からの推薦を受けること。
4. 2022年度以降、当財団の助成金を受けていないこと。
5. 若手枠で申請の場合、2025年3月31日までに40歳以下であること。
助成金額
一般枠では1件につき最大300万円、若手枠は100万円まで支給されます。
応募方法と期間
応募方法は、財団のウェブサイトから申請フォームを通じて行います。受付期間は2024年9月2日から11月14日までです。
事業の背景と意義
川野小児医学奨学財団は、設立以来子どもたちの健康を守るために尽力してきました。小児医学の発展により多くの命が救われているものの、さらなる研究と支援が必要なのは明白です。毎年、応募者数や受給者数は増加しており、助成事業の重要性が高まっています。
助成金の受給者は一般枠に25名、若手枠に26名が選ばれていますが、その中で独自の研究成果を上げ、今後の小児医療に寄与することが期待されています。
このような活動を通じて、川野小児医学奨学財団は、医療界が直面する様々な問題に取り組み、未来の子どもたちの健康を守るための支援を行っていきます。公式ウェブサイトでは、詳細な情報や過去の受給者の研究成果も確認できますので、興味のある方はぜひご覧ください。
川野小児医学奨学財団 ウェブサイト
また、財団の設立経緯や活動に関する詳細なストーリーは、PR TIMES STORYで紹介されており、そこにはこの財団の創業に至った背景も書かれています。特に、失われた息子の命をきっかけに設立されたというエピソードは、多くの人々の心に響くことでしょう。
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