草月流のいけばな展「花は心」開催概要
2025年10月22日から27日まで、東京都中央区に位置する日本橋髙島屋では、草月流の「第106回いけばな展」が開催されます。今年は”花は心”をテーマに、約500点の作品が披露され、全国から集まった作家たちが秋の植物を織り交ぜて素晴らしい表現をします。また、特別エリアでは、今年1月に逝去した陶芸家・加藤清之さんによる花器を使用した作品も展示されます。
開催情報
- - 会期: 2025年10月22日(水)〜27日(月)
前期: 10月22日(水)〜24日(金)
後期: 10月25日(土)〜27日(月)
- - 時間: 10:30〜19:00(最終日は16:30まで)
- - 場所: 日本橋髙島屋S.C.本館8階ホール
- - 入場料: 当日券1,200円(税込)、中学生以下は無料
出展作品は、家元のものや個々の作家による作品が含まれ、特に加藤清之さんの花器を用いた特別展示作品も登場します。全体で499作品が予定されており、草月流第四代家元の勅使河原茜が監修を担当しています。
特別展示と勅使河原茜へのメッセージ
同時開催として、10月15日から27日までの期間、日本橋髙島屋の1階では勅使河原茜の作品も特別展示されます。
勅使河原茜家元は、「いけばなとは自らの心を見つめ、心の姿を植物を通して形にすること」と述べています。花は国境を越えて多くの人に親しまれ、楽しむことができる存在です。本展は創流100周年を控え、その核となるメッセージを再確認する機会となります。
草月流について
草月流は1927年に初代家元・勅使河原蒼風によって創設されました。自由な表現を重んじ、今回の展示ではベテランから若手作家まで様々なアーティストが参加しています。草月のいけばなは、個々の感性を大切にし、美しい生け花を通じて観客に感動を提供することを目指しています。
同時に、草月流はこれからの100年を見据え、ますます多くの人々に”いけばな”の魅力を広げる活動を続けていきます。
この展示は、ただの芸術の覧ではなく、観る人の心に語りかけます。心の花を探しに、多くの方の参加をお待ちしております。