韓国ステーブルコインハッカソンの開催
KAIA DLT財団が発表した「第1回 韓国ステーブルコインハッカソン」は、2025年8月1日から開催されることとなりました。このイベントは、Tether、Kakao Pay、LINE NEXTとの共同企画で進められています。副題には「韓国ステーブルコイン産業、イノベーションを超えてG2へ」と掲げ、Web3フィンテック分野における革新的なビジネスモデルや実用事例の発掘を目指しています。
現在、韓国ではステーブルコインに関連する法整備が進行中であり、このハッカソンは業界の成長を促進し、グローバル競争力を強化することが期待されます。総額1億ウォン(約1,100万円)の賞金が用意されており、「ウォン建てステーブルコイン・アイデアソン」と「Kaia基盤のUSDTハッカソン」の2つの部門で構成されています。
参加者の期待
このハッカソンは、国内外の開発者、企画担当者、デザイナー、大学生、起業家、スタートアップ企業を対象にしており、幅広い層の参加が可能です。特にステーブルコインやWeb3に関心のある方々は、ぜひ参加を検討してみてください。イベントは2025年8月から9月初旬にかけて行われ、金融包摂の推進、決済システムの革新、現実資産トークン化、DAO運営の効率化など、多様なテーマに基づいて優秀なプロジェクトを選出します。
また、KAIAは開発者支援プログラム「Kaia Wave」や、Shimsan VenturesなどのグローバルVCからの投資支援を予定しており、参加チームの成長を後押しする仕組みを整えています。
共同開催者とその思い
ハッカソンの共同主催者であるBiyard(バイヤード)は、分散型ソーシャルプラットフォーム「RATEL」を運営しており、産学官連携を通じた韓国Web3産業の発展に寄与することを目的としています。また、9月3日に予定されている最終デモデーでは、国内エコシステム構築を目指すミン・ビョンドク議員が祝辞を述べる予定です。
パートナー企業のコメント
Kakao Payの代表取締役であるシン・ウォングン氏は「韓国の金融プラットフォームとして、ステーブルコインに関するインサイトを審査する場に参加できることを嬉しく思います。ハッカソンから生まれるアイデアが革新的なサービスへとつながることを期待しています」と述べています。
また、LINE NEXTの代表取締役、コ・ヨンス氏も「このハッカソンはステーブルコインの普及に向けた出発点になると考えています」とのコメントを発表し、実施の意義を強調しました。
KAIA DLT財団のソ・サンミン議長は、各企業の参加を歓迎しつつ、「デジタル資産フィンテック産業が新たな成長エンジンとして認識されることを期待しています」と語りました。これにより全ての人々に価値をもたらすWeb3ビジネスモデルの創出を目指す考えです。
Kakao Payについて
Kakao Payは、テクノロジーフィンテック企業として、モバイル決済サービスを展開してきました。他社との連携を強化しながら、誰もが利用できる金融プラットフォームを実現するための取り組みを続けています。企業のビジョンには、持続可能で共生可能な金融サービスを提供することが含まれており、特に金融弱者層への支援に注力しています。
以上のように、韓国におけるステーブルコインとWeb3の未来を切り拓くためのこのハッカソンは、多くの方々の参加を期待しています。詳細については、Kaiaブロックチェーンの公式ウェブサイトや公式ソーシャルメディアで随時発表される予定です。