ふくおかプラごみ削減キャンペーンが盛況の中で実施
2025年10月26日、佐賀県唐津市を拠点とするNPO法人唐津Farm&Foodが福岡市西区のイオンモール福岡伊都において、福岡県主催の「ふくおかプラごみ削減キャンペーン with イオン九州」に参加しました。福岡県環境部循環型社会推進課が主催するこのイベントは、プラスチックごみの削減と資源の循環をテーマに掲げ、多くの企業や団体が集まった一大イベントとなりました。
イベントの概要
今回のキャンペーンでは、参加者が直接体験できるワークショップや展示が行われ、来場者は「プラごみを減らし、資源をいかす社会へ」という理念に触れることができました。このイオンモール福岡伊都の会場は、特殊な空間を演出しており、来場者が楽しみながら環境意識を高める場となりました。
想いを形にするワークショップ
NPO法人Precious Plastic唐津のブースでは、ペットボトルキャップを再資源化して自分だけのキーホルダーを作るワークショップを実施。このアップサイクル体験は親子で楽しむことができ、サーキュラーエコノミーの概念を楽しく学ぼうという試みが話題となりました。なんと、事前の募集を大きく超え、当日は120名以上の参加者が訪れ、会場は終始盛況を極めていました。
さらに、福岡の大学生ボランティアも参加し、熱心にサポートを行い、「家でできることを考えたい」といった参加者の声が多く聞かれました。グループや家族での参加が増えたことで、プラスチックごみに対する関心が広がったことは、このイベントの一つの成果といえます。
馬渡島の子どもたちの魅力的な作品
当日の会場では、佐賀県の離島である馬渡島の子どもたちが手作りしたアップサイクルのコースターも展示され、来場者たちの目を引きました。これらの作品には、「プラスチックを海に流さない」という強い想いが込められており、作品を通じて離島の子どもたちの活動を応援したいという声も多く寄せられました。唐津の離島での教育が都市部の人々の心にも響き、環境保護について考えるきっかけが提供されました。
九州全体で広がる環境への取り組み
今回の出展は、2025年7月に開催された「九州サスティナビリティサロン」での出会いをきっかけに実現しました。福岡県の担当者との関わりから、地域のNPOとして重要なイベントに参加する機会を得られました。これにより、地域企業や行政との新たな連携が生まれたことも嬉しい成果です。
小嶋宏明代表のコメント
NPO法人唐津Farm&Foodの代表である小嶋宏明氏は、「小さなキャップや離島の子どもたちの想いが都市の人々とつながる光景を見て、循環の本質を改めて感じました。このような県民、企業、地域NPOの協働が、持続可能な社会づくりの原動力になると確信しています。」と語りました。彼の想いが多くの方々に伝わったことは、このイベントの意義を大きくしています。
まとめ
ふくおかプラごみ削減キャンペーンは、ただのイベントではなく、地域が持つ開催意義が詰まった貴重な機会でした。このような取り組みが九州全体に広がり、持続可能な未来を築くために必要な循環の輪を大きくしていくことが期待されます。環境への関心が高まる中、さらに多くの人々にこの活動が届くことを願ってやみません。