企業のサステナビリティ意識と従業員エンゲージメント
プラス株式会社ファニチャーカンパニー(東京都渋谷区)が実施した『職場の居心地WEB調査』によれば、企業のサステナビリティ活動が従業員のエンゲージメントに与える影響を示す結果が浮き彫りになりました。この調査は全国のハイブリッドワーカー500名を対象に行われ、企業のサステナビリティへの取り組みがどのように従業員の感じ方に影響するのかを明らかにしています。
調査図の概要
まず、調査結果から自社のサステナビリティ活動に対する従業員の意識を探ります。「自分の職場では積極的なサステナビリティ活動が行われている」と感じている人は全体の48%に止まり、52%の人が「そう思わない」と回答しました。これは、従業員の中で会社の取り組みに対する認識がまだ浅いことを示しています。
さらに、サステナビリティ活動が自社を友人や知人に勧めたいかどうかに大きく影響を与えています。サステナビリティに積極的だと思うグループの半数以上が、社外に会社を推薦したいと回答。対照的に、否定的な意見を持つグループでは、その割合が8割を超えました。このことから、企業の活動が実際にエンゲージメントに影響を及ぼしていることが分かります。
従業員が求めるサステナビリティ活動
次に、従業員が企業に求めるサステナビリティ活動についての調査結果では、「書類削減やごみの削減」といった身近な取り組みが多くの支持を集めました。また、「オフィス環境やオフィス家具を環境に配慮したものにアップデートすること」も重要視されており、環境への配慮が社内文化として根付くことを望む声が多く見受けられました。
意識の変化をもたらすオフィス家具
環境に配慮したオフィス家具が整備されることで、サステナビリティへの意識が高まるかどうかを尋ねたところ、59%が「そう思う」と回答しています。この結果は、物理的な環境が従業員の意識を変える可能性を示唆しています。
まとめ
調査を通じて得られた知見は、企業がサステナビリティ活動を進めることが、従業員のエンゲージメントに直結していることを示しています。また、身近なオフィス環境からの取り組みが、従業員の意識や企業評価を高める手助けになるかもしれません。今後、企業がどのようにサステナブルな活動を推進していくかが注目されます。
企業情報
プラス株式会社ファニチャーカンパニーは、オフィス家具やインテリアの製造・販売を行い、空間デザインにも力を入れています。東京・恵比寿ガーデンプレイスにある自社オフィス『PLUS DESIGN CROSS(プラスデザインクロス)』では、実際の社員の働き方を見学できるツアーも提供しています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
プラスファニチャーカンパニー公式ウェブサイト
本調査の結果は、今後の企業のサステナビリティ活動の改善に役立つ情報として、広く注目されるべきでしょう。企業がサステナビリティに対する姿勢を見直すことは、従業員のエンゲージメント向上に寄与する重要な要素となります。