オブスタクルスポーツの未来を切り拓く新たなパートナー契約
2025年10月1日、株式会社コンセプトプロト(東京都品川区、代表取締役:深井善朗)は、一般社団法人日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA、東京都目黒区、代表理事:野上 等)との間でセンシングパートナー契約を締結しました。この契約により、コンセプトプロトが開発を進めるスポーツセンシングのためのオペレーティングシステム「ChronoROBOT」が、JOSA主催の大会において公式タイムキーパーとしての役割を果たすこととなります。
オブスタクルスポーツとは?
「オブスタクル」とは英語で障害物を意味し、様々な障害物をクリアしながらタイムを競うスポーツです。この新しいアーバンスポーツは、2024年に日本に上陸し、2028年ロサンゼルスオリンピックでは近代五種の「馬術」に代わる新種目として採用されることが決まっています。
JOSAは、オブスタクルスポーツが特に子どもたちにとって初めて出会うスポーツの一つとなることを目指し、文部科学省の「幼児期運動指針」に基づいた普及活動を進めています。子どもたちが早い段階から身体を動かす楽しさを体験できる「アーリーエンゲージメント」活動に注力し、次世代の運動能力を育む環境を提供しています。
研究が示すオブスタクルスポーツの可能性
ベルギーのゲント大学では、6〜7歳の小学生を対象にオブスタクルコースを取り入れた体育プログラムを実施し、運動能力が大きく向上することが確認されました。従来の体育授業と比較し、障害物コースを取り入れたことで、「できない子が減り、Good以上の子が倍増する」という効果が見られています。この結果は、オブスタクルスポーツが集団全体の運動能力向上に寄与する可能性を示唆しています。
さらに、参加者を対象とした心理的効果の調査では、オブスタクルレースを通じて肯定的な感情や心理的幸福感が有意に上昇することが報告されています。
ChronoROBOTの役割
「成長を楽しむためのパートナー」を掲げるChronoROBOTは、スポーツデータの計測を簡便かつ低コストで実現するOSです。従来、スポーツデータの計測は高価かつ複雑で専門知識を要しましたが、ChronoROBOTを使用することで、タイム計測やモーションキャプチャー、ビデオ分析などの機能がひとつのプラットフォーム上で容易に利用できるようになります。これにより、選手自身が昨日の自分と比べて成長を実感できる世界が実現されます。
日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)について
JOSAは、2023年1月31日に設立された法人で、スイス・ローザンヌに本部を持つ国際オブスタクルスポーツ連盟(FISO)の正式メンバーです。組織の目的は、日本におけるオブスタクルスポーツの普及と拡大を図ることであり、現在100以上の国際団体が加盟しています。
公式ウェブサイトでは、今後のイベントやスポーツの普及活動に関する情報が発信されています。さらに、ChronoROBOT公式サイトでは、その機能や特徴について詳しく知ることができます。
まとめ
オブスタクルスポーツは、若い世代の運動能力を高め、楽しさを追求する新しいスポーツです。株式会社コンセプトプロトと日本オブスタクルスポーツ協会のパートナーシップにより、このスポーツの魅力が更に広がり、多くの人々がスポーツを通じて成長を体験することが期待されます。