地域創生の新展開
2025-12-26 12:12:28

地域創生に向けたクオンとC&R社の資本業務提携の意義と展望とは?

クオンとC&R社、地域創生に向けて手を組む



クオン株式会社は、29年間にわたり企業や団体と一般生活者をつなぐオンラインコミュニティの構築を行ってきました。このたび、東京の本社を置く株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)との間で資本業務提携を結び、共に事業成長を推進することとなりました。この提携により、C&R社がクオンの主要株主の一社となります。両社は、中長期的な視点での事業共創を図り、新たな地域づくりを目指します。

提携の背景



近年、東京への人口の過度な集中が進む中、地方では少子高齢化や人口減少が深刻な問題となっています。この状況を打破するためには、地方への移住や地域への関与を強める「関係人口」を増やす施策が不可欠です。C&R社のネットワーク力やプロデュース力に、クオンが得意とするAI技術を融合させ、両社で共同運営するAIファンコミュニティモール「JAPAN共創BASE りろかる」を強化し、地域創生につなげていくことが提携の目的です。

C&R社とクオンの取り組み



C&R社は、クリエイターや専門職の力を活かしながら地域の魅力を発信することで地域創生に寄与しています。具体的な活動例としては、長崎県の軍艦島へのツアー企画や、地域の観光魅力を引き出すプロジェクト支援があります。また、福島県南相馬市の神事である「相馬野馬追」のライブ配信に協力するなど、多岐にわたる地域協力を行っています。

一方、クオンは様々な企業や自治体と連携し、オンラインコミュニティの構築や運営を手掛けています。茨城県鹿嶋市のコミュニティでは、参加者の声が市の施策に反映され、地域振興にも成果を上げています。ふるさと納税額の大幅増加に成功した事例も存在し、地域に密着した社会的意義を持つ取り組みが実を結んでいます。

「りろかる」という新しい試み



C&R社とクオンは、2025年10月にAIファンコミュニティモール「JAPAN共創BASE りろかる」をプレオープンしました。現在、全国の地域に関心を持つ8.8万人以上の参加者がいるこのプラットフォームは、地域とユーザーをつなぐ新しい場を提供しています。企業や自治体は、月額料金で小さなコミュニティを運営し、生活者のデータ分析やマーケティングに活用可能です。この取り組みは海外へも展開する予定で、ASEAN諸国への広がりを期待されています。

新しい地域創生の可能性



「りろかる」の名の由来は、地域と再びつながる(Reconnect)こと、魅力を見つけ直す(Rediscover)、新たな価値を共に創る(Remix)という意味が含まれています。地域に対しての新しい触れ合いや価値創出を目指しながら、クオンとC&R社は地域の担い手を増やし、持続可能な社会を目指していきます。

企業の声



クリーク・アンド・リバー社の取締役後藤氏は、「まだ多くの物語が眠る日本の地域に光を当て、新たな価値を提供していく」と意気込みを示しています。また、クオンの代表・武田氏も「関わり続ける関係人口の育成が地方創生には欠かせない」と述べ、情熱を持って地域支援に取り組む姿勢を示しています。

この提携を通じて、日本の地域の持つ可能性を引き出し、共に未来を切り拓く仲間として新しい価値を創造していく意欲が感じられます。


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会社情報

会社名
クオン株式会社
住所
東京都港区三田2-14-5Freund三田2階
電話番号
03-3457-9023

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