旧型スマホ限定のフォトコンテスト「プレモデルの感動をもういちど」開催
世界最大級のリファービッシュ電子機器マーケットプレイスであるBack Market Japan株式会社が、旧型スマートフォンを使ったオンラインフォトコンテスト「プレモデルの感動をもういちど」の受賞者を発表しました。このコンテストは、2025年7月15日から8月15日までの期間中に行われ、全部で439件の応募がありました。
受賞者と作品について
最優秀賞には@seta_tase氏の「夕立の置き土産」が選ばれ、使用機材はiPhone XS。撮影場所は葛西臨海公園で、美しい水たまりのリフレクションが印象的です。優秀賞には、出身高校のプールで撮影された@enn_a0d8ef氏の「陽」、および霞ヶ関で撮影された@takaido_yuki氏の「graphical cityscape」が選ばれました。
受賞作品は、京王線吉祥寺や藤沢・阿佐ヶ谷・高円寺エリアの公共交通機関、さらには江ノ島電鉄の車内広告に展示される予定です。その美しさで多くの人々に感動を与えることでしょう。特に最優秀賞の受賞者には、リファービッシュ品のMacBook Proが贈られます。
審査委員の選考過程
コンテストには、アディダスやSONOSの広告制作に携わるクリエイターたちが審査員として参加。その審査の際には、写真の技術的な完璧さだけでなく、リアルな瞬間を捉えることが重視されました。Earl Kinjo氏は「技術よりも美しさや瞬間が重要だ」と指摘し、Junko Yokoyama氏は「作品がストーリーを持っているか」を重視しました。
TATSU氏も、インパクトを持ち、視覚的に訴える作品がどれかを見極めることを意識したそうです。彼は、写真を見ることで「その場にいるような立体感」を感じられるかどうかを重視していました。
受賞作品の魅力
最優秀賞作品「夕立の置き土産」
水たまりに映る観覧車の姿が印象的な本作品は、その瞬間を見事に捉えています。審査員は、構図やタイミングへのこだわりを高く評価しました。
優秀賞作品「陽」
子どもの頃の懐かしい夏の夕方を思い起こさせる温かみある作品で、多くの人に感情的な共鳴を引き起こす力があります。
優秀賞作品「graphical cityscape」
デザイン性の高さが際立つこの作品は、モノトーンのビル群とカラー広告のコントラストが絶妙で、視覚的なインパクトを持っています。
コンテストの意義
このコンテストは、新しい機種でなくても素晴らしい写真が撮れることを証明する重要なセッションです。Back Marketは、リファービッシュ品を通じて環境に優しい選択をサポートしており、リサイクル文化を大切にしています。スマートフォンのカメラ性能が向上しても、それだけではクリエイティビティが高まるわけではないという問いかけを通じて、多くの人が持つ「新しいものこそ良い」という固定観念に挑みました。
また、Back Marketはリファービッシュ品の普及を通じ、現在あるものを最大限に活かす世界を目指す企業として広く知られています。その取り組みは、2023年4月に取得した「B Corporation(B Corp)」認証にも現れています。
まとめ
Back Marketによる旧型スマホ限定フォトコンテストは、作品の質の高さや審査員の巧みな視点によって、多くの人に感動を与える結果となりました。展示予定の広告も世間の注目を集めることが期待されます。今回の受賞作品やコンテストそのものが、旧型機種の魅力を再認識させる契機となることでしょう。