ジェイテクトサーモシステムが登場!高機能セラミックス展2025
2025年5月14日から16日にかけて、大阪で開催される「第10回 高機能セラミックス展」に、株式会社ジェイテクトのグループ会社であるジェイテクトサーモシステムが参加します。この展示会は、西日本最大規模の高機能素材を一堂に集めたイベントであり、機能性フィルムから金属、さらにはセラミックスに至るまで、最先端の素材技術が集結します。
グループのノウハウを活かしたココプラ
ジェイテクトグループは、社内外の知見を結集する「コアコンピタンスプラットフォーム」、通称ココプラを活用し、様々な技術的課題の解決に向けた取り組みを進めています。2025年1月にはこのプラットフォームを利用したソリューション共創センターも開設し、顧客や社会のニーズに応じた課題解決を目指します。展覧会では、これらの技術とアイデアを積極的に発表し、具体的なソリューションを提供する予定です。
展示内容:セラミックス製品の課題解決
ジェイテクトサーモシステムでは、展示ブースにて『セラミックス脱脂の困りごとを解決』をテーマに展開します。来場者からは「処理時間が長い」、「処理条件の検討が難しい」、「バインダーの臭いが強い」といった多くの悩みが寄せられている中、当社はこれらの課題に対する解決策として過熱水蒸気を利用した新たな熱処理技術を提案します。
主要出展製品 - AllFitシリーズ
特に注目されるのが、新たに開発された『AllFitシリーズ』という熱処理装置です。この装置は、過熱水蒸気を用いることでセラミックス製品の脱脂工程にかかる時間を最大70%削減することが可能です。この特性により、生産性を大幅に向上させることができます。さらに、ラインナップには小型バッチ炉から、量産用の大型バッチ炉や連続炉まで揃っており、お客様のニーズに応じた最適なソリューションを提供できる体制を整えています。
新たな技術の導入
脱脂工程を効率化するだけではなく、ジェイテクトサーモシステムでは、脱脂処理の条件をより見える化するモニタリングシステムも開発しました。このシステムでは、炉内の排ガス濃度をモニタリングすることで脱脂の状態を常時確認でき、より精密な処理条件の検討が可能になります。
また、臭いの問題も無視できません。熱処理装置から排出される臭いを軽減するためのヒータ式排ガス処理装置も展示され、匂いに関する悩みを解消する手段も提案します。
結論
大阪のインテックスで行われる第10回高機能セラミックス展では、現代の技術を駆使し、セラミックス製品の製造に関わる様々な課題を解決するための方法を皆様に提示します。来場者はぜひ、ジェイテクトサーモシステムのブース(小間番号18-28)を訪れ、最新の技術に触れてみてください。エキスパートたちが、具体的な対応策を詳しくご説明します。最先端の技術がどのようにして生産現場を進化させるのか、その一端を体験できる貴重な機会です。