東急の新たな商業戦略
2025-03-24 15:53:37

東急株式会社が商業施設運営を再編、リテールマネジメント設立へ

東急株式会社、商業施設の新たな運営体制を構築



東急株式会社(以下、東急)は、業界の競争が激化する中で、商業施設運営の効率化と地域に根ざした魅力的な施設の提供を目指し、商業施設運営事業の再編を発表しました。その中心には新しい会社「東急リテールマネジメント株式会社」が設立され、商業施設運営をより一体的に行う体制が整えられることとなります。

再編の具体的な内容



この再編は2025年8月1日を効力発生日とし、複数の商業施設運営子会社を傘下に持つことにより、商業施設の運営を一元化する狙いがあります。具体的には、東急百貨店を分割会社とし、100%出資で設立される「TK百貨店準備株式会社」にて百貨店業務を吸収し、東急百貨店は新たな体制に移行します。このようにして、堅固な財務基盤を持つ新生東急百貨店が誕生することになるのです。

さらに、東急リテールマネジメントにより、商業運営各社の買収により、事業の効率化を図る分散した機能の整理が進められます。この新たな体制により、高度な経営効率と専門性を活かすことが期待されています。東急リテールマネジメントは、商業運営の戦略実行を担う一方で、各商業運営会社の独自性に基づいた事業創造を進める予定です。

渋谷を中心とした地域ブランディング



東急リテールマネジメントは、特に渋谷を重要な拠点として位置付け、若者をターゲットとした新たなコンテンツの創出を目指しています。渋谷を訪れる観光客に向けた、フードやビューティー分野での魅力的な売り場を展開し、インバウンド需要の取り込みにも対応していく考えです。

地域特性を活かし、「エンタテイメントシティSHIBUYA」というビジョンを掲げ、より豊かで心地よい暮らしを提供することが目標となります。つまり、地域の方々や来街するお客様に向けた、利便性・快適性、ワクワク感、そして「東急ならでは」の体験を通じて期待を超える顧客体験を提供していくのです。

新しい事業と戦略



再編後には、商業運営各社がそれぞれの特色を生かした新しい事業モデルを開発し、地域との連携を深めながら展開します。たとえば、株式会社東急百貨店は多彩なカテゴリー集積売り場を運営し、株式会社東急モールズデベロップメントは地域イベントやコミュニティづくりに寄与する事業展開を目指します。

それぞれの商業運営会社が持つノウハウを結集し、お客様に喜ばれる施設作りに相互に役立てることで、今までにない新しいビジネスやコンテンツの創造を進めていく予定です。

期待される成果



この新しい運営体制は、渋谷を中心にした商業施設の企画や開発において、さらなる飛躍をもたらすことが期待されています。今後、「利便性・快適性」、「ワクワク感」、「東急ならでは」の3つの要素を基盤にした商業施策が展開されることで、地域の皆様や訪れるお客様の満足度が向上し、商業施設の新たな価値が生まれることでしょう。

ビジョンの実現に向け、東急リテールマネジメントおよび各商業運営会社が協力しながら、お客様にとっての魅力的な施設の提供が期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
東急株式会社
住所
東京都渋谷区南平台町5番6号
電話番号
03-3477-0109

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。