地域と共生する新たな支援の形を探る講演会
愛知県尾張旭市にて、2025年7月25日(金)に開催される「第75回社会を明るくする運動講演会」のお知らせです。この講演会において、全国こども福祉センター理事長の荒井和樹氏が講師として登壇し、「こどもの思いをかたちにしてみよう」というテーマでお話しされます。
この講演では、社会で埋もれやすい子どもたちや若者の声をどのように地域社会で受け止め、それを実際の行動に繋げていくのかについて、具体的な事例を交えながら深掘りします。
全国こども福祉センターの取り組み
全国こども福祉センターは、子どもや若者がホッとできる場所、声をあげて話せる場所を提供することを目指しています。着ぐるみ姿のスタッフが繁華街で声かけを行うユニークな活動で、これまでに26,000人以上の子どもたちと直接触れ合い、彼らの多様な背景や悩み、課題に寄り添っています。
従来の支援の枠を超え、「守る」「管理する」といった受動的な関係ではなく、子どもたちを“仲間”として迎え入れるアプローチを大切にしています。この方法は、実際に2023年に内閣総理大臣から表彰を受けるなど、高く評価されています。
講演内容の詳細
荒井氏による講演は、以下のような内容が含まれます。
- - 子どもや若者から「声が届かない」と感じている現状
- - 公的な支援機関が利用しづらい理由とは
- - 若者が求める真正な支援とは何か
- - 子どもの自主性を生かしたアプローチ
- - 地域コミュニティと“共生”の可能性について
これらテーマは、当事者の声や具体的事例を元にした率直なエピソードを通じてお伝えします。
特に、「非援助」の視点からの支援のあり方や、子ども自身がケアの担い手として関わることができる場の構築についても考えていきます。
参加する意義
この講演は、ただ聞くだけのものではなく、参加者自身が社会の中でどのように子どもたちの声を生かすことができるのか、共に考える時間として設けられています。子育て中の方だけでなく、現在の子どもや若者の状況に関心のある全ての方にとって、心に残る貴重な機会となることでしょう。
開催概要
- - イベント名: 第75回社会を明るくする運動講演会
- - 日時: 2025年7月25日(金)13:30~15:30(開場13:00)
- - 会場: 尾張旭市文化会館 あさひのホール (愛知県尾張旭市東大道町原田2570-3)
- - 講師: 荒井和樹(全国こども福祉センター理事長)
- - テーマ: こどもの思いをかたちにしてみよう
- - 参加費: 無料(申込不要/定員約200名・記念品あり)
- - 詳細: 尾張旭市 公式ウェブサイト
講師プロフィール
荒井和樹氏は、全国こども福祉センター理事長および愛知文教女子短期大学准教授として、子ども・若者の支援に尽力しています。彼のこれまでの取り組みは、多様な困難を抱える若者たちと対等な関係を築くことで、子どもたちの自由な声を大切にすることにあります。メディア出演も多数行い、その実績は広く知られています。
この機会にぜひ、子どもや若者が求める未来を共に考えてみませんか?心よりご参加をお待ちしております。