アジアの未来を担う若者たちが集結
2026年1月26日から31日まで、認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)主催の「アジアみらい若者会議」が東京都内で開催される。この会議にはフィリピン、インドネシア、韓国、日本の若者リーダーたちが参加し、各国で起きている社会課題への取り組みを共有する。アジア各国が抱える貧困問題、環境問題、ジェンダー不平等などについて討論し、新たな解決策や国境を越えた連携の在り方を模索していく。
この会議の背景には、日本を含むアジア各国が直面する共通の課題、すなわち経済成長に伴う格差や少子高齢化といった社会的分断がある。AC21は、「次の世代が新しい社会を作る」という信念のもと、今まで多くの若者支援のプロジェクトを進めてきた。若者たちがどのような実践をしているのか、どのような成果を上げているのか、その最新の事例をこの場で知ることができる機会となるだろう。
会議の内容と目的
会議は、大きく分けて本会議と個別プログラムに分かれている。本会議の最初の三日間では、各国の若者リーダーたちがそれぞれの地域における社会問題とその解決策を発表する。具体的には、フィリピンの元ストリートチルドレンによる取り組みや、インドネシアでの水問題解決に向けたプロジェクト、韓国の若者たちが目指す民主主義の推進など多岐にわたる。本会議の最中は、参加者同士が意見を交わし、共通の課題について考え合う時間も設けられる。
さらに、参加者の提言は、日本及びアジアの市民社会に向けて発信される。この提言は、今後の政策づくりや社会起業にどのように影響を与えるか、注目されるところである。
若者たちのプロフィール
参加する若者たちは、それぞれのフィールドで数々の実績を持つ。例えば、フィリピンのライアン・ヘルサヴァは、リモートで働ける機会を提供するオンライン職業訓練の事業を立ち上げ、過去に1200人を育成した実績を有している。また、インドネシアのムスティカ・ウィジャヤは、太陽光発電を利用した水供給プロジェクトを行い、地域の水不足解消に貢献している。
このように、彼らの取り組みは単なる地域に留まらず、国際的にも評価を受けている。Forbes 30 Under 30(Asia・社会分野)受賞の栄誉に輝く者や、国際会議での発言経験を持つ者たちが集まることにより、この会議はより一層意義深いものとなるであろう。
公開イベントの詳細
会議の後半には、一般向けの対面イベントやシンポジウムも行われる予定だ。特に注目なのは、1月30日に開催される「アジアの若手社会起業家がITで社会課題を解決する方法」と題したセミナーで、フィリピンのライアンとインドネシアのムスティカが登壇予定だ。この他にも、フィリピンの元ストリートチルドレンが経験を語るシンポジウムなども企画されている。
未来に向けた一歩
このアジアみらい若者会議は、国を越えた若者たちのネットワークを形成し、共通の課題に立ち向かうための重要なステップとなるだろう。若者たちが互いに交わることにより、新たな可能性を見いだし、未来へ向けた一歩を踏み出すことが期待される。貧困、環境問題、社会的排除などの問題解決に向けて、彼らの活動がどのように影響を与えていくのか、今後の展開に注目が集まる。彼らの成長とともに、アジアの未来もより明るいものとなるのではないだろうか。
このように、多彩な背景を持つ若者たちが集まるこの会議から目が離せない。国際協力や社会貢献に興味を持つ多くの方々も、ぜひ参加してほしい。