株式会社Liquid、オンライン本人確認サービスの新たなUI/UXを発表
株式会社Liquid(東京都中央区、長谷川敬起代表取締役)は最近、同社のオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」のユーザーインターフェース(UI)およびユーザーエクスペリエンス(UX)をリニューアルしました。この改良は、偽造書類やディープフェイクなどによるなりすまし申請の増加を受けて行われ、2026年以降の法律に基づく本人確認の義務化に先立ち、より安全で快適な本人確認体験を提供することを目的としています。
背景
近年、生成AIが関与する偽造書類やAI生成の画像・動画によるなりすまし申請が増加しています。特に、携帯電話契約や金融取引などでは、2026年から本人確認書類のICチップ読取が法的に義務付けられる予定です。しかし、このIC読取に対する利用者の不安や困難さが問題視されています。「読み取り方が分からない」、「スマホケースの影響でうまく読めない」、「機種ごとに最適な読取り位置が不明」といった理由から、操作が複雑化していました。
新たなUI/UXの改善
Liquidは、このような課題に応じて、IC読取時の操作フローやガイド画面を徹底的に見直しました。具体的な改善内容は以下の通りです。
iPhoneユーザー向けの案内
iPhoneは裏面だけでなく、表面からもICチップの読取が可能です。しかし、一部の機種では背面カメラの突起が影響することがあります。そのため、Liquidでは表面での読み取りを推奨し、具体的な操作方法に関するガイドを追加しました。
Androidユーザーに特化した機能
Androidデバイスには、ICチップを自動で探索する機能が搭載されています。これにより、ユーザーは自身のスマートフォンでNFCリーダーがどの位置に搭載されているかを事前に認識でき、操作の迷いを解消します。この機能は、犯罪収益移転防止法や携帯電話不正利用防止法に準拠しており、離脱率を10ポイント改善した実績があります。
ステップバイステップのインストラクション
各OSに対応した、段階的でわかりやすい操作案内を新たに設計しました。これにより、ユーザーはスムーズに本人確認を進めることができます。
LIQUID eKYCの市場シェア
「LIQUID eKYC」は、ネット上での身元確認をオンラインで完結させるサービスとして、6年連続でeKYC市場シェアNo.1※1を誇ります。このサービスでは、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の撮影やICチップの読取、さらに自撮りの顔写真との照合を行う方式が採用されています。これにより、ブラックボックスでの身元確認を透明化し、ユーザーの安心感を高めています。
会社のビジョン
株式会社Liquidは、生体認証技術を駆使し、世界中の人々がまるで空気のように簡単かつ安全にサービスを利用できる社会の実現を目指しています。同社は、金融や携帯電話契約などの様々な領域での本人確認のオンライン化を推進しており、利便性とセキュリティの両立を図っています。
【参考情報】ご興味がある方は、Liquidの公式ウェブサイト(
LIQUID eKYC)をチェックしてみてください。
※1 出典: ITR「ITR Market View:アイデンティティ・アクセス管理/個人認証型セキュリティ市場2025」
※iPhoneおよびAndroidは各社の商標です。