兵庫県に新たな物流拠点「MCUD・ZIPひょうご東条」が竣工
兵庫県加東市に、三菱商事都市開発株式会社とPhoenix Property Investorsの初めての共同プロジェクトとして、物流施設「MCUD・ZIPひょうご東条」が2024年10月31日に竣工しました。この施設は、中国自動車道ひょうご東条ICから非常に近く、物流業務に最適な立地条件を備えています。
便利な立地と交通網
新しい物流拠点は、ひょうご東条インターパーク内に位置し、24時間稼働を可能とする環境が整っています。中国自動車道、舞鶴若狭自動車道、山陽自動車道、六甲北有料道路など、複数の高速道路ネットワークにアクセスできるため、神戸や大阪への都市間輸送が容易です。具体的には、神戸市中心部まで約40分、大阪市中心部まで約50分で到達可能です。さらに、播磨地域や神戸周辺への地域配送も効率的に行うことができます。
多機能な施設設計
「MCUD・ZIPひょうご東条」では、最大2テナントでの賃貸利用が可能で、ゆったりとしたトラックバースを完備しています。各テナントには、それぞれ1基の垂直搬送機と荷物用エレベーターが設置されており、利便性と快適性を追求した設計がなされています。これにより、様々なニーズに対応できる柔軟性があります。
環境への配慮
この物流施設では、太陽光発電設備を設置しており、一部の照明や電力を自給することで、エネルギー効率を改善し、環境負荷を軽減しています。さらに、建築環境総合性能評価システム「CASBEE」と建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の認証取得も目指しており、持続可能な開発に向けた取り組みが進められています。
特に、敷地内の舗装にはSDGsを考慮した中温化アスファルトを使用しており、通常のアスファルトと比べてCO2排出量を15%削減することに成功しています。
今後の展望
三菱商事都市開発は、長年の物流施設開発と運営のノウハウを生かし、今後もテナントや投資家のニーズに応える優良な施設の提供を目指して、開発及び運営事業を継続していく方針です。この「MCUD・ZIPひょうご東条」は、その第一歩として、大いに期待されています。
施設の概要
- - 施設名: MCUD・ZIPひょうご東条
- - 所在地: 兵庫県加東市南山6丁目6-8
- - 交通: 中国自動車道「ひょうご東条IC」約0.5km
- - 敷地面積: 17,820.24m²
- - 延床面積: 18,287.40m²
- - 構造・規模: 鉄骨造地上2階建
- - 設計・施工: 青木あすなろ建設株式会社
この新しい物流施設が地域の発展にも寄与することを期待しつつ、今後のさらなる成長と発展を見守っていきたいと思います。