リハビリを変えるロボット
2025-09-30 09:52:17

ロボティック装具「inoGear HE-1」が歩行リハビリを変える!

ロボティック装具「inoGear HE-1」が歩行リハビリを変える



理学療法士の技術をロボットが再現!株式会社INOMERが開発した「inoGear HE-1」は、歩行リハビリテーション用の先進的なロボティック装具です。この新しい装具は、理学療法士の手技をデジタル化し患者に提供することで、リハビリの効率や効果を高めることを目指しています。

大学におけるハンズオンセミナー



第23回日本神経理学療法学会学術大会にて、INOMERは「inoGear HE-1」に関するハンズオンセミナーを実施します。このセミナーは、リハビリの現場で力を発揮するための新しいアプローチを探るものです。講師には、歩行リハビリ研究の第一人者・大畑光司教授が迎えられます。

このセミナーの目的は、理学療法士が行う股関節や骨盤の「ハンドリング」をロボット技術によって再現し、克服しがちの課題を乗り越えることです。使用者は「inoGear HE-1」を実際に装着し、体験を通じてその効果を実感する機会を得ることができます。グループごとに意見交換を行い、ロボット技術の可能性を探ります。

理学療法士の手技を科学に



リハビリの分野では、理学療法士による患者への「ハンドリング」が欠かせませんが、これまでは主に経験や感覚に依存していました。そのため、再現性や技術の継承が難しいケースも多々ありました。しかし、「inoGear HE-1」は、その手技をワイヤーアクチュエータを使って定量化し、あるいは支援するための道具として設計されています。この装具によって臨床現場において、技術の標準化が可能になります。

大畑教授は、肢体を適切に操作するハンドリングの重要性や、ロボティクスの社会的な実装に向けたビジョンについて語ります。その内容は、昨今のリハビリ機器開発の流れにおいても重要な示唆を提供するものです。

参加者の未来への期待



本セミナーでは、臨床経験豊富な専門家に加え、学生や若手研究者が参加できます。このプログラムは、彼らが新しい技術を学び、現場の技術と最新のロボティクスを結びつける機会を提供します。また、これまで経験で培ってきた技術の枠を越え、より共通の理解を持った技術習得を促します。

「inoGear HE-1」は、ただの力を補助するだけでなく、理学療法士による正しい姿勢へと導く「技のアシスト」を実現します。これにより、より効果的な歩行リハビリテーションの新たなモデルが構築されることが期待されています。

まとめ



「inoGear HE-1」は、今後のリハビリ現場における革命の一環として大きな期待が寄せられています。今回のハンズオンセミナーは、ただの製品紹介にとどまらず、参加者全員が体験を通じて新たな知識を得られる貴重な機会です。ぜひ参加して、新たなリハビリテーションの可能性を感じてみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社INOMER
住所
奈良県奈良市左京6丁目5-2
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。