バックオフィスの賃上げ事情に関する調査結果
株式会社インボイスは、バックオフィス業界における賃上げの実態を知るため、経理担当者441名を対象に調査を実施しました。この調査は、個人の賃上げの実感や現在の給与水準についての納得感、さらに評価制度の理解度に焦点を当てたものです。
調査の結果、驚くべきことに57%の経理担当者が自身の年収が増えていないと感じていることが分かりました。加えて、約40%が現在の給与水準に対し納得がいかないと回答しており、このデータはバックオフィス業務で働く人々の処遇が依然として難しい状況にあることを示しています。
さらに調査結果を詳しく見ていくと、過去1〜2年の年収推移に関する質問には、39.5%が「増えた」と回答する一方、50.5%が「横ばい」、そして6.5%が「減少した」と答えました。この結果は、賃上げに成功している企業と、そうでない企業の間にかなりのばらつきがあることを示しています。
背景にある問題
バックオフィス部門は、しばしば営業部門に比べ影が薄くなりがちですが、その実態はさまざまです。スキルの高い人材に依存する業務が多く、業務の属人化が進行しています。このため、重要なメンバーが離職すると業務がスムーズに進まなくなるリスクが常に存在しています。このような状況下で、給与水準に対する納得感を持つことは、従業員の定着率にも影響を与えます。
調査結果を詳しく見てみると、現行の給与水準について「非常に納得している」と感じる人は7.5%にとどまり、「やや納得している」を含めても合計で55%弱の方々が満足しているという結果が出ています。反対に、「あまり納得していない」との回答が30.4%、さらに「不満を感じている」が17.5%という状況は、全体の半数近くのバックオフィス従業員が給与に対し否定的な見解を持っていることを示唆しています。
今後の展望と提言
この調査は、ただ賃上げが実現されることを求めるだけでなく、背景にある人材マネジメントや評価制度の見直しが必要だという重要な示唆をもたらします。特に、企業は効果的な評価制度を確立し、十分な透明性を持たせることで、従業員の納得感を向上させる必要があります。
バックオフィス業務が急務と語られることは少ないですが、実際は業務の多くが高スキルの少数のメンバーに依存しており、今後の持続可能な運営には組織的なアプローチが欠かせません。人材確保と定着を図るため、今後は調査結果を参考にして、具体的な改善策を講じることが求められています。
さらなる詳細なデータや情報については、株式会社インボイスが公開したレポートをぜひご覧ください。
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