H.I.F.とクオンタムリープ、Fintech分野での業務提携を発表
H.I.F.株式会社(以下、HIF)が、シードVCのクオンタムリープベンチャーズ(以下、QXLV)と業務提携契約を締結しました。この提携は、金融サービスの革新を目指し、新たなFintechサービスの開発へと繋がります。
背景
今、金融サービスは特定のニーズに基づく「コミュニティ金融」の方向へ進化しています。この変化に対応するため、HIFは自社のBaaSプラットフォーム「Fimple Platform」の開発を進めてきました。このプラットフォームは、様々なFintechサービスを容易に開発できる環境を提供します。さらに、API連携を通じてコミュニティのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
QXLVとの提携により、これまで以上にコミュニティに特化したFintechサービスの開発が期待されています。第一段階として、QXLVが支援する企業に対し、「Fimple決済」や「Fimple保証」などを提供していく計画です。
提携の詳細
本提携の初期段階では、QXLVの支援先企業やアドバイザーが関与する関連企業を対象に、HIFが開発したFintechサービスを展開します。このサービスは特に決済代行やバックファイナンスのニーズに応えることを目指し、業務の効率化やコスト減少に寄与します。
将来的な展望
HIFとQXLVは、この業務提携を通じて、より多様なFintechサービスの開発を進めていきます。最終的には、決済代行や信用保証を含む独自のFintechサービスを展開し、QXLVの支援先企業の成長を促すことを目指しています。
出井伸之氏のコメント
クオンタムリープベンチャーズの代表取締役会長、出井伸之氏は、「新しいビジネスの立ち上げは多くの難題を伴いますが、HIFとの協力によりその課題を軽減し、社会に新たな価値を提供する企業が増えることを期待しています」と述べています。
H.I.F.株式会社について
H.I.F.は2017年に設立され、クレジット保証業や決済代行業、銀行代理業を行うBaaSプラットフォーム企業です。彼らの提供する「Fimple決済」や「Fimple保証」は、法人や個人への資金提供をサポートします。特に、国内初のネオバンク「FimpleBank」の開発にも取り組んでおり、今後の展開に注目が集まります。(詳細は
公式サイトを参照)
クオンタムリープベンチャーズについて
2019年に設立されたクオンタムリープベンチャーズは、主にベンチャーキャピタル事業とスタートアップスタジオ事業を運営しています。彼らの使命は、「日本から生まれるグローバルスタートアップをスタンダードにすること」です。資金提供だけではなく、実際に事業開発に関与して支援を行うそのスタイルは、多くの企業にとって革新的なパートナーとなるでしょう。(詳細は
公式サイトを参照)
「H.I.F.株式会社」と「クオンタムリープベンチャーズ」の提携は、こうした環境の中での新たな一歩となります。この提携により、Fintechサービスの進化が期待され、コミュニティ金融が現実のものとなっていくでしょう。