タカハシマホが贈る、アート熊手企画展示
2022年11月、新宿の花園神社で、商売繁盛を祈願する伝統行事「大酉祭」が行われます。今年は「一の酉(11月3・4日)」「二の酉(11月15・16日)」「三の酉(11月27・28日)」の3回にわたり、祭りが盛大に開催され、境内には約900灯の提灯が立ち並びます。ここでは、縁起物として熊手を販売する熊手商が軒を連ねるのが特徴です。
その酉の市の開催期間にあたる11月の1ヶ月間、New C’s Studioで特別な企画展示が開催されます。現代アーティストであるタカハシマホが、初めての試みとしてオリジナルアート熊手を発表します。この展示は、創業大正14年の老舗熊手商「清水屋」とのコラボレーションによって実現しました。
熊手の新しい魅力
タカハシマホが手掛ける熊手は、大小3種類が用意されており、伝統を大切にしつつも、現代的な解釈と独自の想像力を加えた作品です。アーティストとしての彼女は、イラストレーターとしてのキャリアを経て、美術系専門学校の講師として芸術を教えてきました。その後、タカハシは自身のアート活動に目覚め、「あの子」と呼ばれる新しい形の少女像を制作・発表するなど、時代を象徴するクリエイティブな表現に取り組んでいます。
タカハシが持つ「人間の原点は過去の経験であり、それが聖域である」という思想は、彼女の作品にも色濃く反映されており、彼女の多くの作品には金箔が使用されています。これにより、伝統的でありながらも現代を感じさせる独特な表現が生まれています。
展示詳細
この特別な展示は、2022年11月1日から11月28日まで、新宿のNew C's Studioで行われます。営業時間は13:00から20:00までで、月曜日は休廊日となっています。訪れる際には、ぜひアート熊手の新しい世界を楽しんでください。
展示情報
展示に訪れることで、現代アートと伝統文化の融合を直接体感できる貴重な機会を得られます。また、タカハシマホと清水屋のコラボレーションによって、どのように伝統が現代のアートとして表現されるのか、その魅力を体験してみることをお勧めします。