インドネシア視察団の来日と地域貢献
2024年10月9日、水曜日の午後、大分県大分市にある障害者支援施設「第一博愛寮」にて、インドネシア共和国の人材育成機関の視察団が訪れます。今回の視察は、大分県とインドネシア共和国の介護・福祉分野での連携を強化するための重要なステップです。
目的と背景
この視察活動は、インドネシアと大分県の協力を通じ、介護と福祉の分野での人材交流を促進することを目指しています。特に、「第一博愛寮」では、実際に働く外国人スタッフの状況を確認し、どのように地域社会に溶け込んでいるのかを見つめ直す機会が提供されます。現在、この施設ではベトナムからの職員が2名従事していますが、その働きぶりは極めて好評です。
障害者支援施設の活動
「第一博愛寮」で実施されている取り組みの中でも特記すべきは、利用者一人一人の「やりたい事リスト」を達成する支援です。職員は、利用者の夢を理解し、実現に向けた手続きを一緒に進めることで、生活の質の向上を図っています。このようなサポートは、単にサービスを提供するだけでなく、個々の尊厳を重んじることが根底にあります。
さらに、福祉分野においてはあまり前例がない「終焉支援」の取り組みも行っています。これは、利用者がその人生の最期をどのように迎えるかという選択肢を提供し、尊厳を持って過ごせるよう支援することを目的としています。この試みは、国内外を問わず福祉業界において重要な意味を持つ取り組みです。
インドネシア視察団の視点
当日はインドネシア語に翻訳された資料が準備され、視察団は理解しやすい形で施設の取り組みについて紹介されます。視察団がこれらの活動をどのように受け止めるのかが期待される中、地域福祉の先進的な事例としての「第一博愛寮」の存在は、インドネシアにとっても学びの場となるでしょう。
連携の価値
大分県は、インドネシアの介護人材養成機関と連携協定を締結し、外国人材の安定的かつ持続的な受け入れを目指しています。この視察は、その取り組みの一環として、実際に働く環境や地域生活の実態を体感する貴重な機会です。
行事の詳細
この貴重な視察は、2024年10月9日の14:30から16:00まで、「第一博愛寮」で行われます。プログラムには、施設の活動の紹介や、職員・利用者との交流などが含まれています。興味のある方は、社会福祉法人博愛会に直接連絡を取ってみてください。
お問い合わせ
詳細は、
こちらのホームページをご覧ください。