全国会議での基調講演、営業マネジメントの未来を語る

営業マネジメントの深化をテーマにした基調講演

シェルパワークス株式会社は、東京都千代田区に本社を置く企業で、営業マネジメントの支援を行っています。最近、同社の代表取締役社長である米倉達哉氏が、ハウス食品株式会社が主催した全国所課長会議で基調講演を行いました。今回の講演のテーマは、営業マネジメントの深化であり、特に「再現性のある営業マネジメント」に関する考え方が注目されました。

基調講演の内容

米倉氏は、営業マネジャーが果たすべき「支援と設計」という役割や、顧客と共創する営業のあり方について説明しました。特に、属人的な営業活動からの脱却が求められる今、学びと成果を結びつける枠組みの重要性が強調されました。営業活動は個人の力量に頼るのではなく、組織として成果を再現できる仕組みを構築することが重要です。

さらに、米倉氏はハウス食品が進めてきた営業人材の育成に関し、外部からの視点を取り入れ提案しました。既に同社では学び合いと支援を重視した文化が根付いており、今回の講演は、営業マネジャーが自己の活動を見直し、より高い視座から顧客価値を捉え直す一助となったことでしょう。

シェルパワークスの取り組み

シェルパワークスは、営業組織が「人に依存せずに成果を再現できる状態」を目指すためのマネジメント支援を提供しています。米倉社長は、企業の持続的な顧客価値創造を支えるため、営業マネジャーの成長や組織変革への支援を続けていく意向を示しました。営業の現場で必要とされる知識やスキルを体系的に提供し、企業の営業力を向上させることが使命です。

講演者の経歴

米倉氏は大学卒業後、大手旅行会社に入社し、法人営業を担当。その際、企業や官公庁との関係構築を進めてきました。2000年には営業力の強化支援を目的に富士ゼロックスに入社し、セールスサイエンスメソッドを実践したコンサルティングを展開しました。2016年にはシェルパワークスを設立し、300を超える営業変革プロジェクトを牽引。2025年には、営業技術の体系化をまとめた書籍『セールスマネジメントモデル』を出版、Amazonランキングでも第1位を獲得しています。