津奈木町の彫刻体験
2022-12-23 20:00:01

アートと交流を融合した津奈木町の彫刻ワークショップの魅力

熊本県津奈木町の彫刻ワークショップ



熊本県津奈木町では現地アーティストとのコラボレーションを通じて、ユニークな彫刻ワークショップ「みんなで達仏をつくろう」が開催されます。本イベントは、地域活性化とアートの楽しさを融合させた試みです。

《達仏(たつぶつ)》の概要



本ワークショップで制作する《達仏》は、現代アーティストの西野達氏によって手がけられた野外アートの作品です。ウバメガシの生木に彫られた三十三体の黄金色の仏像が特徴で、これは日本唯一の常設展示として存在し、仏教における聖なる数「三十三」を象徴しています。過去の記憶と未来への願いを込めたこのアートは、訪れる人々に深い感銘を与えます。さらには、フランス・ナントに次ぐ存在ともなっています。

講師・森英顕さん



ワークショップの講師である森英顕さんは、熊本在住の彫刻家として、木材を素材にした作品を数多く手がけてきました。彼は彫刻と社会との新たな関係性を探求し、様々なアートプロジェクトを支援しています。森さんは、実際に《達仏》の制作にも参加しており、その経験を活かして参加者に指導を行います。

日常のメンテナンス



《達仏》は生木に彫られているため、毎年メンテナンスが必要です。森さんや学生が参加し、傷をつけないようにキノコを取り除き、枝を切り、塗装作業などを行います。このプロセスは作品の生命を保つために非常に重要です。

ワークショップの詳細



「みんなで達仏をつくろう」は、2018年にも実施され好評を得たイベントで、今回はさらなる商品化を目指して試行的に行われます。参加者は生木に仏像のラインを描き、のこぎりや彫刻刀を使って彫刻します。4時間の作業を経て、最後に金色の塗装で仕上げ、自分だけの「ミニ達仏」が完成します。参加費は無料で、事前申し込みが必要です。

なぜワークショップを行うのか



津奈木町は、過去の豪雨と新型コロナウイルスの影響を受け、交流人口や集客数が減少しています。町のアートを核とした体験型イベントを通じて、より多くの人々に津奈木町の魅力を伝え、地域活性化を図ることが狙いです。アートによる町の再生が求められる中、この試みは非常に重要です。

お申込みについて



ワークショップは2023年1月21日に行なわれ、多くの人々に新たな体験を提供する機会となります。興味のある方は、津奈木町のオンラインフォームから申し込みが可能です。

まとめ



地域の特性を生かしたアート体験は、参加者が持つアートへの理解を深め、地域への愛着を育むきっかけとなるでしょう。津奈木町での彫刻ワークショップは、アートと地域の未来を紡ぐ重要な活動です。

会社情報

会社名
株式会社UNAラボラトリーズ
住所
福岡市中央区薬院3-12-22-302
電話番号
092-982-7956

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