コープみらいが実施する絵本寄贈活動
生活協同組合コープみらいは、千葉県、埼玉県、東京都の未就学児童向けに、996の保育施設に「よみきかせ絵本」を寄贈するプロジェクトを始めました。この取り組みは、地域の子どもたちに絵本の楽しさを伝え、絵本を通じたコミュニケーションを促進することを目的としています。寄贈される絵本は、特に子どもたちが興味を持ちやすい新刊絵本を20冊セットで用意してあります。
この絵本の寄贈は「みんなのよみきかせ絵本大賞」に基づくもので、絵本の選定にあたり、次年度の活動が進められています。ここでは、全国の保育施設が参加し、子どもたちと教育者が協力して選ぶ絵本を通じて、よみきかせ文化を広げる活動となっています。
背景と目的
「みんなのよみきかせ絵本大賞」は、日本生活協同組合連合会とコープみらいなどが共催し、子どもたちが最も「よみきかせ」したい絵本を選び出すコンセプトに基づいています。この取り組みでは、各保育施設がおすすめの絵本を選び、その結果に基づいて大賞が決定されます。こうしたプロセスを経ることで、子どもたちに対するより良い絵本の提供を目指しています。
また、寄贈活動は2024年9月まで続けられ、子どもたちの笑顔を引き出すだけでなく、地域社会全体に良い影響を与えることを期待しています。このようにして、コープみらいは、地域の人々とつながりながら一緒に未来を創ることに貢献しています。
寄贈式の様子と反響
11月18日には、千葉県館山市の子育て支援施設「館山市元気な広場」で寄贈式が行われました。当日は、保護者たちが子どもたちと一緒に絵本を選び、すぐに「よみきかせ」を始めるなど、その反応は非常に良好でした。保護者からは、「普段から家でよみきかせをしていますが、絵本が高価なため、公共の施設で借りることが多いです。新しい絵本が施設に増えるのはとても喜ばしい」との声が寄せられました。このように、地域の人々にとっても絵本寄贈が大きな意味を持つものとなっています。
未来に向けた展望
コープみらいは、このプロジェクトを通じて絵本の「よみきかせ」文化の普及に努め、将来的にはさらに大規模な展開を考えています。全国の幼稚園や保育園と連携し、絵本を通じた教育や文化交流を促進することにより、地域社会全体が子どもたちの笑顔に包まれる未来を目指します。
絵本を手に取る喜び、そしてそれを通じて育まれる「心の成長」。これからもコープみらいは、地域の子どもたちの未来へ向けたサポートを続けていきます。