商船三井がCO2回収契約
2025-03-26 11:19:14

商船三井が世界初の海洋CO2回収技術でクレジット契約を締結

商船三井が世界初の海洋CO2回収に基づくクレジット契約を締結



2023年3月24日、株式会社商船三井(以下、商船三井)は、米国カリフォルニア州に本社を置くCaptura Corp.(以下、Captura社)と、海洋からCO2を直接回収する技術に基づくCO2除去クレジットの購買契約を締結しました。この契約は、世界初の試みとなります。

CO2除去クレジットとは?



CO2除去クレジットは、大気からCO2を直接取り除く方法に依存しています。これには「自然ベース」と「技術ベース」があり、Captura社が開発したDirect Ocean Capture(DOC)技術は後者に分類されます。このDOCは、海水からCO2を直接抽出する技術であり、商船三井とCaptura社のパートナーシップによってその可能性が広がります。

商船三井は、今後2030年までに約3万トンのCO2除去クレジットを購入する契約を結び、アジア地域におけるDOC事業開発にも取り組んでいくことが決定されました。これにより、商船三井は脱炭素に向けた一層の力強い取り組みを進めてまいります。

脱炭素化に向けた取り組み



近年、世界的に脱炭素化への取り組みが盛んになり、排出削減だけではなく、CO2を大気や海水から直接取り除く技術に対する需要が高まっています。商船三井の契約締結は、クリーンエネルギーの世界へ向けた重要なステップであり、企業としての責任を果たす体制が整いつつあります。

本契約の意義は、商船三井が「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」に掲げる「2030年までに220万トンのCO2除去に貢献する」という目標に寄与することです。商船三井は、社会全体の脱炭素の実現に向けて、さらなる発展を目指しています。

Captura社の技術とは?



Captura社のDOC技術は、海水からCO2ガスを直接抽出するもので、電気透析技術を用います。海水を取水し、その一部を酸性に変えることで、CO2を膜を使って回収します。回収後、酸性の海水は再び自然の海に戻されます。このプロセスは、環境負荷を最小限に抑えることを目指しています。

商船三井の未来とザグメント



商船三井は、経営計画「BLUE ACTION 2035」を通じて、非海運分野の強化や脱炭素技術への積極的な投資を進めています。この新しい契約は、企業の持続可能な成長の中で非常に重要な役割を果たすことになるでしょう。

商船三井とCaptura社の協力によって、今後の脱炭素技術の発展が期待され、持続可能な社会への道が開けることでしょう。企業、国家、そして私たち個人が一丸となって、地球環境の保全に貢献していく時代が到来しています。

商船三井の取り組みが他の企業にも刺激を与え、より多くの企業が脱炭素に向けての行動を起こすことを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社商船三井
住所
東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
電話番号

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