メディアドゥ、海外配送開始で日本の漫画文化を世界に広げる

日本の漫画は、国内外で非常に人気がありますが、その国際的な流通をより一層促進するため、メディアドゥは大きな一歩を踏み出しました。日本原作マンガの海外への電子配信を開始し、まずは秋田書店、実業之日本社、日本文芸社、ビーグリーなど、多数の出版社と連携を深めています。

2017年11月7日から、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの主要な電子書店であるKindle、comiXology、楽天Kobo、Nook、Google Play、iBooksと配信契約を結びました。これにより、日本の漫画の魅力を持つ約100作品が、翻訳されて海外で手に入れやすくなります。特に、comiXologyはアメリカの大手電子書店として、コミックに特化したサービスを提供しており、従来からアメコミファンに支持されています。

メディアドゥは、この契約により米国での強力な販売網を確立し、日本のコンテンツがさらに広がることを目指しています。海外の未公開マンガが電子書籍として流通することで、メディアドゥの方針である「ひとつでも多くのコンテンツを、ひとりでも多くの人に届けること」が実現への一歩となるでしょう。また、海外読者へのコンテンツ供給を通じて、日本の出版業界にも新たな利益をもたらすことを目指しています。

メディアドゥ自体は、1999年に設立され、デジタルコンテンツの流通を最大化するためのプラットフォームを開発・提供しています。著作物の健全な創造サイクルを実現するため、ディストリビューション事業やプロモーション事業など、多角的な事業を展開しています。

このように、メディアドゥの活動は、日本の文化の国際化のみならず、豊かな社会づくりにも大いに寄与することでしょう。日本の漫画を通じて、国境を越えた交流が進んでいくことが期待されます。日本の漫画ファンにとって嬉しいニュースであり、未だ未公開の作品が海外で輝く日も近いかもしれません。今後の展開に注目です。