須磨ユニバーサルビーチが始動！アップサイクルで楽しい海づくり

概要

須磨ユニバーサルビーチプロジェクト（須磨UBP）は、全ての人が楽しめるビーチを目指し、今年新たにナガサワ文具センターと連携を結びました。このプロジェクトは、廃プラスチックを再利用し、環境問題への意識を高めながら、創造的な体験を提供することが目的です。この共同プロジェクトは、地域の子どもたちを中心に行われ、彼らにプラスチック廃材を使った新しい可能性を学ぶ機会を提供しています。

背景

須磨UBPは2017年に設立され、「みんなのできないをできた！に変える」という理念のもと、障がい者や高齢者、小さな子どもたちが共に楽しめるビーチづくりを進めてきました。地域に根ざした活動として多くの賛助企業や地域住民と連携し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。

アップサイクルプロジェクトの具体的な内容

このプロジェクトの開始にあたり、須磨UBPは環境問題解決の一助となるため、まず、ナガサワ文具センターと共同で廃プラスチックを使った工作ワークショップを展開します。湘南貿易から機械の貸出と技術提供を受け、PETボトルキャップを洗浄、粉砕し、ペレット状にした後、約200℃で溶かし、成型します。このプロセスを通じて、地域の子どもたちは廃材を使ってオリジナル作品を作り出すという体験を持つことができます。

プロジェクトのステップ

1. 内部テストワークショップ
プロジェクトチームでの初実施として、2024年10月に小規模なテストワークショップを行いました。ここでは、廃プラスチックをどのように活用するかを試行錯誤し、収集から成型までのプロセスを確認しました。

2. 地域イベントの実施
次に、2024年10月20日に開催される「Suma豊かな海フェスタ」では、地域の子どもたちが参加し、300個以上のPETボトルキャップをアップサイクル作品に変えました。参加者たちは「環境問題について楽しく学べた」といった感想を寄せ、作品づくりを通して環境への関心を高めました。

3. 企業との連携強化
ワークショップで得たフィードバックをもとに、企業との連携が進められ、アップサイクルをテーマにしたワークショップの企画も進行中です。これにより、新たな製品開発や地域貢献が期待されています。

今後の展望

このアップサイクルプロジェクトは、今後も地域企業や学校との連携を深め、廃プラスチックを活用した教育プログラムや製品展開を拡大させる計画です。「大きな世界は小さなチャレンジから始まる」という信念のもと、環境への意識を高めるさまざまな取り組みを推進していく方針です。

須磨UBPとナガサワ文具センターのメッセージ

須磨UBPの木戸代表は、「チャレンジがテーマであり、学びを楽しむための体験を大切にしています。環境問題への興味を引き出すために、楽しさを加えた活動を進めたい。」と述べました。
一方、ナガサワ文具センターの神納本部長は、「楽しい経験を通して、できないことをできるようにする新たな枠組みを作っていきたい」と語っています。

このプロジェクトを通じて、地域の子どもたちや大人たちが環境問題を考えるきっかけを作り、持続可能な社会の実現、ひいては人々がより良い未来を共に築いていくための第一歩となることを期待しています。