特別カステラ「昭和百華」のご紹介
島根県浜田市に位置する有限会社 齋藤アルケン工業が行う「昭和100年プロジェクト」では、老舗和菓子店である錦榮堂と共同で、特別なカステラ「昭和百華」を制作します。2025年の昭和100年を迎える記念に、金箔付きの桐箱に入ったこのカステラは、6月20日からクラウドファンディングがスタートします。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、介護の現場で多くの高齢者と日々向き合う中で芽生えた「感謝の想いを伝えたい」という気持ちから始まりました。そして昭和の時代を生き抜いてきた方々への敬意を表現する手段として、特別なカステラを通じてその想いを届けることを目指しています。
歴史ある和菓子店の技法
錦榮堂は明治34年に創業以来、受け継がれてきた手焼き製法でカステラを作り続けています。この製法は、手作業で卵を泡立て、独特の食感を生み出すザラメを使うことに特化しています。そのため、食べた時の香ばしさと口どけの良さは、他にはない特別な体験を提供します。以前、昭和天皇にも献上されたことがある味わいを、今再び皆様にお届けすることができるのが、この「昭和百華」です。
クラウドファンディングの詳細
クラウドファンディングは2025年6月20日(金)から7月20日(日)までの期間で行う予定です。キャンプファイヤーを通じて利用者は、リターンとしてお礼のメッセージや、特別なカステラを手に入れることができます。カステラの価格は10,000円(送料込み、税込)となっており、限定生産のためお早めのご予約をお勧めします。
制作に至るまでの過程
このプロジェクトのスタートは当初2025年2月を予定していましたが、地域文化や世代間のストーリー性を重視した結果、準備に時間がかかりました。また、高齢者が心に留められる「贈り物」としての体験設計の深化や、手作りの特性を活かした生産調整など、多くの工夫が求められました。
メッセージの想い
会社代表の齋藤憲嗣氏は、カステラが自身の100歳になる祖母との思い出と深く結びついていることを語っています。特別な日の贈り物であり、昭和の時代におもてなしの象徴として大切にされていたカステラを再びその価値を見直し、家族や大切な人に贈ることで、昔の温もりを共有できるきっかけとなればと願っています。
この特別なカステラ「昭和百華」が、世代を超えた想いや感謝をつなぐ架け橋となることを期待しています。皆様の温かいご支援をお待ちしています。