新会社設立
2025-01-22 14:49:58

熊本県、再エネルギーの地域活性化に向けた新会社設立

熊本県、再エネルギーの地域活性化に向けた新会社設立



熊本県の益城町に、地域エネルギー会社「くまもと地域みらいエネルギー株式会社」が2025年1月23日に設立されることが決まりました。本プロジェクトは、再生可能エネルギーの活用を通じて地域経済の活性化と環境づくりを目指すもので、多くの関係者が協働で進めています。

この取り組みには、西鉄自然電力合同会社のほか、肥後銀行、熊本銀行、西部ガス熊本株式会社などが参加し、地域の環境に優しいエネルギー供給を支援します。特に、益城町では「阿蘇くまもと空港周辺地域RE100産業エリアの創造」のテーマの下、2023年11月に環境省から脱炭素先行地域として選定されました。

理念と目的


「くまもと地域みらいエネルギー株式会社」は、公共施設や地元企業に向けた再エネ電力供給を行います。企業や施設が必要とするエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄う「RE100」を目指し、地域の活性化を加速することが狙いです。具体的には、太陽光発電を中心に地域内外の再エネ電力を調整・集約し、持続可能な地域経済を作る基盤を構築します。

この会社が掲げる三つの使命は、1つ目に利用する企業の確保、2つ目にエネルギーの地産地消、3つ目に熊本県全域への脱炭素の波及です。これにより、地域で生み出されたエネルギーの利益を地域内で循環させることを目指します。

環境にやさしい地域への取り組み


熊本県の取り組みの一環として、民間企業や地域の農業施設にも太陽光発電やバイオマス発電を導入し、様々な再生可能エネルギーを活用した発電が計画されています。特に、事業系廃棄物を原料としたバイオガス発電は、宿泊施設や農業施設への熱電供給に活用され、温室効果ガス排出の削減にも貢献します。

共同提案者として、益城町や西鉄自然電力、そして地元金融機関が名を連ねており、地域全体での協力体制が築かれています。これにより、再生可能エネルギーを導入する企業が増えることが期待されます。

未来に向けたビジョン


「くまもと地域みらいエネルギー株式会社」は、2025年4月からの電力供給開始が予定されています。この新しい会社を中心に、地域の脱炭素化と経済の持続的発展が進むことへの期待は高まっています。

環境省が選定した脱炭素先行地域としての機能を果たし、今後も九州全域における脱炭素化や地域活性化に貢献するため、企業間の連携が進められる予定です。

新会社の設立は、環境問題に取り組む地域社会の一歩前進となるでしょう。持続可能な未来に向けた重要な施策が実を結ぶ日が待ち望まれます。


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会社情報

会社名
西日本鉄道株式会社
住所
福岡県福岡市博多区博多駅前3-5-7博多センタービル
電話番号
092-734-1217

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