足立市場80周年＆千住宿400年を祝う特別イベントが開催！

足立市場の日感謝祭が特別に開催

2023年11月8日（土）、東京都足立区にある中央卸売市場「足立市場」で「あだち市場の日感謝祭」が開催されます。このイベントは、足立市場の開場80周年と千住宿の開宿400周年を祝う特別な機会です。通常は一般の方が入れない市場に、地域の方々が訪れ、普段は味わえない体験ができることから、毎年多くの参加者が集まります。

足立市場の歴史と役割

足立市場は、食堂を含む一般利用ができるスペースを持ちながら、通常はプロの業者が取引を行う場です。江戸時代において、千住宿は日光街道と奥州街道が交差する重要な物流拠点でした。そのため、周辺の農産物や川魚の取引が盛んで、江戸の食文化を支える存在でもありました。足立市場はこの地域経済の心臓部であり、今もその役割を果たしています。

あだち市場の日感謝祭の内容

この感謝祭では、参加者が楽しめるさまざまな特別企画が用意されています。小学生以下の子供向けには「焼き魚試食」イベントがあり、健康的な食生活の大切さを学ぶ機会となるでしょう。また、スタンプラリーに参加すると、お菓子の詰め合わせをもらえる楽しい企画もあります。

さらに、参加者はマイナス30度の冷凍庫体験や珍しい魚の展示を通じて、普段はなかなか触れ合えない市場の魅力を堪能することができます。東京消防庁の音楽隊による演奏とともに、消防や警察車両の展示も行われ、地域の皆さんに愛されるイベントとなっています。

毎年増える参加者数
このイベントは2014年からスタートし、奇数月の第二土曜日に一般開放日として行われています。参加者の中には、普段は市場に足を運ばないお客様も多く、イベントを通じて地域の魅力を感じることができます。特に今年は記念すべき年であるため、いつにも増して多くの人々の参加が期待されています。

さらに、足立区では開宿400年を記念した木製チャーム作りのワークショップも行います。地域をテーマにしたものづくりを通じて、歴史や工芸の重要性を学ぶ機会にもなります。