アーリークロスとマネーフォワードが資産形成支援で業務提携を締結

アーリークロスとマネーフォワードの業務提携について

株式会社アーリークロスとマネーフォワードホーム株式会社は、資産形成を支援するために業務提携契約を結びました。この提携により、アーリークロスが提供する企業型確定拠出年金（以下「企業型DC」）制度の導入支援と、マネーフォワードホームの資産の見える化サービス『マネーフォワード ME』を組み合わせることで、働く方々のファイナンシャルウェルビーイングの実現を目指します。さらに、マネーフォワードからアーリークロスへの出資も行われます。

企業型DCの普及状況

企業型DCの加入者数は日本全国で830万人に達しており、ますます普及が進んでいます。しかし、企業がこの制度を導入するためには、厚生年金適用事業所である必要があります。約283万社の厚生年金適用事業所のうち、実際に企業型DCを導入しているのはわずか約5.2万社（導入率1.8％）に過ぎません。このことからも、中小企業における企業型DCの導入には大きな可能性があることがうかがえます。

課題と解決への取り組み

特定非営利活動法人確定拠出年金教育協会の調査によれば、企業型DCの運営には「継続教育の実施」や「加入者の制度への無関心」等が課題とされています。また、加入者サイドでは、積立状況を確認するために別サイトへのログインが必要であり、この煩雑さが導入の障壁となっています。厚生労働省も企業型DCにおける「見える化」の重要性を指摘しています。

アーリークロスは中小企業向けの企業型DC導入支援を行い、最適な制度設計や投資教育、事務手続きなどを一括して提供しています。これにより、従業員が経済的安心を得て、充実した生活を送れる未来を目指して資産形成をサポートしています。マネーフォワードでは、『マネーフォワード ME』を展開し、1,700万人以上のユーザーがいます。このサービスは、銀行口座やクレジットカードなどとの連携によって個人の資産を可視化し、管理することを可能にします。

提携による新たな可能性

本提携によって、アーリークロスの企業型DC制度と『マネーフォワード ME』の資産見える化の力が組み合わさることで、従業員の資産形成を後押しし、経済的不安を軽減する「ファイナンシャルウェルビーイング」の実現を目指します。アーリークロスはまた、従業員が将来の資産形成を容易に行うための『マネーフォワード ME』プレミアムサービスの利用クーポン提供を予定しています。

代表者のコメント

アーリークロスの代表取締役、花城正也氏は、「このたびの業務提携を大変光栄に思います」と述べています。また、マネーフォワードホームの金坂直哉氏は、「この提携によって企業型DCの普及を図りたい」と意気込みを示しています。

企業情報

アーリークロスは、企業型DCの導入支援を中心に、社会課題の解決に向けた事業を展開しています。詳細は公式サイトで確認できます。

アーリークロス公式サイト

マネーフォワードは、資産見える化サービス『マネーフォワード ME』を提供し、個人の経済的安心をサポートしています。こちらも公式サイトで詳細をチェックできます。

マネーフォワード ME

会社情報