イヤイヤ期を乗り越えるための実践的な接し方と秘訣
子育ては喜びに満ちた時間が多い一方で、特に「イヤイヤ期」に突入すると多くのパパ・ママが悩むものです。この時期、子どもは何をするにも「イヤ!」と拒否することが増え、親もついイライラしてしまいます。今回は、子どものイヤイヤ期に関する調査結果を基に、効果的な接し方や乗り越え方を紹介します。
調査結果から見るイヤイヤ期の実態
株式会社はぐくみプラスは、236名のパパ・ママに「イヤイヤ期」に関するアンケートを実施しました。調査からは、ほとんどの親がこの時期に不安を感じていることが分かりました。特に、イヤイヤ期の年齢については、48.1%が2歳であると回答。イヤイヤ期は一般的には1歳半から2歳前後にピークを迎えるとされています。
イヤイヤ期の特徴
イヤイヤ期の子どもは、自立心が芽生え「自分でやりたい」とあらゆる場面で主張します。しかし、実際にはさまざまなことに挑戦しながらもまだ未熟なので、できないことが多く、これが「イヤ!」という拒否反応につながることがあります。このような感情の葛藤が、親をますます困らせます。私はここで、子どもが「イヤ」と言ってしまう背景として、以下のような点が挙げられると考えています。
- - 自分でやりたい: 子どもは新しい行動ができることに喜びを感じ、自ら挑戦したがります。
- - やりたいのにできない: うまくいかないことが多く、手を出されると「イヤ」と反発。
- - 感情をうまく表現できない: 感情をうまくコントロールできず、不安定になりやすい。
このような状況で、パパとママはどう対処すれば良いのでしょうか。
イヤイヤ期の対応方法
自分でやりたいを尊重する
子どもが自分でやりたいと主張した場合、その気持ちを尊重してあげることが重要です。たとえ結果が不完全であっても、チャレンジすること自体が自信につながります。親は手助けはしつつ、最後の仕上げを子どもに任せ、達成感を感じさせるとよいでしょう。
別の楽しみを提供する
イヤイヤ期の子どもが何かにしがみつくとき、他の楽しいことを提案して気をそらすのも効果的です。たとえば、「帰り道にメダカに会いに行こう」と言ったり、遊びを提案したりすることが、自然な気持ちの切り替えを促します。
感情に共感する
子どもが「いやだ」と駄々をこねたときは、まずその気持ちに共感してあげることがポイントです。「それが嫌だよね」と寄り添ってあげることで、子どもは「わかってもらえた」と安心感を抱くことができます。
スキンシップを取る
イヤイヤ期においてスキンシップを大切にすることも重要です。感情が高ぶっているときには、優しく抱きしめることで落ち着くことがあります。
ルールを設定する
「何時までこの遊びをする」など、時間を示して約束をすることで、子どもも納得しやすくなります。視覚的にわかることが、子どもの安心感につながりやすいです。
避けるべき対応
イヤイヤ期にはつい避けてしまいたい対応がいくつかあります。例えば、頭ごなしに否定することは子どもの意欲を削ぎ、感情的に叱ると自己肯定感を損ないがちです。また、無視したり、物理的に離れたりするのも好ましくありません。子どもは信じられないほど敏感で、目の前から親がいなくなると不安感を募らせることがあります。
イライラしないために
最後に、親自身がどうやってこの時期を乗り越え、イライラを解消するかも重要です。距離を置くことや、自分のストレス解消法を見つけておくことが役立ちます。例えば、コーヒーを淹れる、音楽を聴くなど、リラックスできる手を常に準備しておくと良いでしょう。
終わりに
イヤイヤ期を乗り越えるためには、親も子どもも共に成長する良いチャンスです。同じ悩みを持つ親同士で共感し合いながら、この時期を乗り越えていくことができる日々が訪れます。別々の視点から学び合い、理解を深めることが大切です。あなたの子育てが少しでも楽になる手助けができることを願っています。