Insta360が掲げる新たな音声収録の未来
2023年9月25日、Insta360 Japan株式会社が新製品「Insta360 Wave」を発表しました。このデバイスは、会議やポッドキャストなどにおいて、明瞭な音声収録を実現しつつ、AI機能を駆使してユーザビリティの向上を目指しています。
Waveの特徴
この新製品は、ユニークな浮遊型デザインを採用し、8つのマイクを備えた3Dアレイを特徴としています。また、AIによる高度なノイズキャンセリング機能や残響除去機能を搭載しており、外部の雑音を効果的に排除することが可能です。これにより、音声収録における新たな標準が打ち立てられています。
Insta360の共同創業者でありグローバルマーケティング総責任者のMax Richter氏は、「Insta360 Waveは、プロフェッショナルな音声収録とAI技術を融合させ、すべての会話を検索可能で、共有しやすくします」と説明しています。この製品は、職場環境や個人クリエイターにさらなる価値を提供することを目的としています。
卓越したオーディオ品質
Waveは、プロフェッショナルグレードのサウンド品質を追求しています。最大約5メートル離れた位置からでも、Hi-Fiの48kHzで声をキャッチできるのがその魅力です。AIによるノイズリダクション機能により、300種類以上の環境音を的確にカット。この技術により、自然でバランスの取れた音声を実現し、音質の変化を最小限に抑えます。また、AIリバーブ除去によってこもった音や遠くの音も明瞭に再生されます。さらに、フルデュプレックス技術を使い、途切れのないスムーズな会話も可能にしました。
直感的な操作性
Waveの洗練されたタッチスクリーンは直感的に操作でき、タップやスワイプで簡単にマイクの切り替えや音量調整、録音のスタート・ストップが可能です。録音が終わった後は、スワイプひとつでクラウドに直接アップロードできる手軽さも魅力の一つです。
多彩な機能と拡張性
また、Insta360 Waveはポータブルなレコーダーとしても利用可能で、32GBのストレージを搭載し、最大で1,000時間の音声を収録できます。さらに、AI文字起こし機能とAI会議アシスタント「Insta360 InSight」を通じて、99か国語の文字起こしが可能。発言者の識別や業界用語を使ったカスタム用語集も作成でき、ビジネスシーンにおいて役立つ機能が満載です。
加えて、Insta360 Link 2AIウェブカメラとの連携も可能で、音声と動画のシームレスな体験を提供します。これにより、よりスマートでスムーズな会議が実現します。
発売情報
Insta360 Waveは2023年9月25日より、公式ストアやAmazon、一部小売店を通じて販売が開始され、価格は48,800円となっています。さらに、期間限定の特典として、早期購入者にはInSight基本プランが無料で提供されます。
まとめ
Insta360は新製品Waveによって、スピーカーフォンや音声収録のあり方を革新しました。単なるデバイスを超え、情報を記録・整理・活用するためのツールとして位置付けられます。仕事や学習、創作活動において、より明晰で知的なコミュニケーションを求める皆さんに最適な一台です。
Insta360について
Insta360は2015年に創業され、全天球VRカメラのリーディングカンパニーとして著名です。彼らは「未来のカメラマン」を目指し、イメージングアルゴリズムやAI、音響技術の研究を行い、私たちの生活を豊かにするための製品を提供しています。