株式会社ヨシオが舎人公園千本桜まつりに出展
東京都足立区に本社を持つ『株式会社ヨシオ』が、安心・安全をテーマにした製品を展開し、舎人公園での千本桜まつりに参加します。創業から77年、200以上の特許を保持する同社は、地域社会に密着した「ものづくり」を行っています。特に、交通安全や防犯、環境関連製品に力を入れており、独自の技術力と社員のアイデアが生み出す製品が注目されています。
77年の歴史を支えた挑戦
1977年以来、会長を務める小泉俊夫氏の言葉に、「必死になって考える」が印象に残ります。1948年に創業した当初、育児用三輪車の車輪を製造していたヨシオは、1960年代のオイルショックで大きな借金を抱える危機を迎えました。ですが、その逆境を乗り越えるため、ユニークなアイデアを持って新たな製品を生み出したのです。三輪車のサドルにマンガをプリントした商品がヒットし、わずか4年で借金を返済しました。
独自の技術による新たな市場開拓
現在、ヨシオのコア技術となるのが3次元ウェルダー加工技術。これは塩化ビニールなどの材料を溶着する技術で、自動車メーカーからの要望で開発されました。従来は平面での加工が主流でしたが、3次元加工に特化した独自の技術は多くの製品に応用され、特にランドセルの製造も手がけています。これにより生産性が向上し、業界内でも評価されています。
社会への貢献を目指した製品開発
ヨシオの製品開発は、社会のニーズに基づいて行われます。たとえば、夜間の自転車事故を防ぐために開発された「サイクルピアスほたるくん」は自転車のグリップに反射材を取り付け、夜間の視認性を改善しました。また、防犯ブザーの「SOS防犯ブザー」や、小型の「プチアラーム」は、実際の事件をきっかけに生まれた製品です。特にプチアラームは、子ども向けにデザインされ、多くの家庭で利用されています。
環境への配慮と次世代への製品開発
ヨシオは環境への配慮も大切にし、「アイドリングストップ・キーホルダー」など環境に優しい製品を開発しています。最近では、スタッフ全員の意見を取り入れ、機能とデザインを両立した製品への挑戦が続いています。
舎人公園千本桜まつりでの出展
「舎人公園千本桜まつり」では、29日(土)に「オンリーワン」ブース、30日(日)には「足立ブランド」ブースに出展し、同社の製品を紹介します。これらの製品が多くの方の安全や安心に寄与できることを願っています。是非お立ち寄りください。
株式会社ヨシオの企業情報
- - 会社名:株式会社ヨシオ
- - 住所:東京都足立区千住大川町20-11
- - 電話番号:03-3888-4584
- - 代表者:小泉博史
同社が持つ200以上の特許は、製品開発において強力な武器となり、多くのOEM製品にも対応。専門的な技術と長年の経験が活かされています。
社会に根差した製品開発を行う株式会社ヨシオの挑戦に、今後も注目です。