同志社女子大学生が第19回ACジャパン広告学生賞で優秀賞を受賞
学生の力が光る!第19回ACジャパン広告学生賞
今年の第19回ACジャパン広告学生賞のCM部門で、同志社女子大学の学生たちが作成した作品『がんばりほめて育てよう』が優秀賞を受賞しました。若者たちの自己肯定感の低下が社会問題として叫ばれる中、このプロジェクトは何を目指し、どのように作られたのでしょうか。大きな注目を集める理由とその背後にある思いについて詳しく掘り下げてみたいと思います。
プロジェクトの発端とテーマの重要性
若者の自己肯定感の低下は、現代社会における深刻な問題です。教育や家庭環境の変化により、多くの子どもたちが結果を重視するあまり、その過程を評価されないケースが増えてきています。この現状を打破するために、同志社女子大学の学芸学部メディア創造学科の学生たちは創造力を駆使し、半年間の制作期間を経てこのテーマに取り組むことを決意しました。
制作スタッフの一人である西川瑛華さんは、「幼少期にがんばりを褒めることで、自己肯定感を育てることが重要だと思いました」と語っています。具体的には、子どもたちが努力した結果を評価するのではなく、過程そのものを讃えることによって、自信を持てる人間に育てようというメッセージが込められています。
制作プロセスとチームの協力
プロジェクトの初めは社会課題の研究から始まり、続いて公共CMの分析を行いました。その結果を踏まえ、テーマを決定し、演出案を練る段階に進みます。制作チームは、西川瑛華、木村愛華、永田明音、太田小菜、米田涼音の5名で構成されており、それぞれが専門性を生かしながら作品の完成に向けて協力しました。
特に、動画コンテの制作では、視聴者に何を伝えるかを念頭に置いて、メッセージ性とビジュアルの両方を調和させることに苦心しました。各メンバーはお互いのアイディアを尊重しながらも、より良い結果を追求する姿勢が印象的でした。
受賞の喜びと今後の展望
優秀賞を受賞した際、制作チームは大きな喜びに包まれました。この受賞は、彼らの努力が評価された証であり、自己肯定感の重要性が広く認識されるきっかけにもなります。特に若者たちのメンタルヘルスに関心を寄せる社会において、このような活動はますます意義を持つと考えられます。
学生たちは、「この経験を通じて、もっと多くの人に自己肯定感を持つことの大切さを広めたい」と意気込みを見せています。今後も彼らの活動が社会に与える影響を楽しみにしています。
さらなる研究と活動の拡大
今後、このプロジェクトは映像制作だけに留まらず、ワークショップやセミナーなどの関連活動にも展開していく予定です。自己肯定感を育てるための具体的な方法論を若者たちに伝えることで、より多くの人に影響を与えることが期待されています。この活動が更なる波及効果を生むことを願っています。
このように、同志社女子大学の学生たちの取り組みは、ただの広告制作を超え、社会的なメッセージを発信する重要なプロジェクトとなっているのです。彼女たちのこれからの活躍にも、ぜひ目を向けてみてください。
会社情報
- 会社名
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学校法人同志社 同志社女子大学
- 住所
- 京田辺市興戸南鉾立97-1
- 電話番号
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0774-65-8411