答志島の海岸清掃
2025-10-16 17:54:24

三重県答志島で海岸清掃—未来に向けた環境保護の取り組み

三重県答志島での海岸清掃イベント



2025年10月12日、三重県鳥羽市の美しい海岸、奈佐の浜で海岸清掃イベントが開催されました。この活動は一般社団法人海と日本プロジェクトin愛知県を中心に、伊勢湾総合対策協議会や地域の複数の団体と協力して行われたもので、愛知県、岐阜県、三重県、名古屋市の関係者が一堂に会しました。

イベントの概要


この清掃活動は、計画的に実行し、持続可能な環境を目指すための重要な取り組みです。午前9時から午後3時30分までの間、約160名のボランティアが集まり、奈佐の浜周辺を中心に清掃活動を行いました。特に伊勢湾流域では、海洋ごみの問題が深刻化しており、年間約1万トンのごみが川を通じて海に流れ込んでいると言われています。このうち半分が三重県の鳥羽市に漂着するため、地域の住民や活動団体が協力して問題解決に向けた行動を起こしています。

奈佐の浜の現状


答志島は、自然環境が豊かで、美しい景観が自慢ですが、その一方で流下ごみが大量に漂着しており、自生のノリやワカメ、牡蠣に影響を及ぼしています。この問題を解決するために、2012年に発足した「22世紀奈佐の浜プロジェクト」は、海岸に漂着するごみを減らすことを目标に掲げ、これまでに13回の清掃活動を実施してきました。

ボランティアの力


今回の清掃イベントには県内外から多くのボランティアが参加しました。親子連れや学生たちも参加しており、地域全体がこの活動を支援しています。参加者は、朝10時からおおよそ1時間の時間をかけて、浜辺を歩きながら漂着ごみを拾い集めました。曇り空の中、参加者たちは協力し合い、流木やプラスチックごみを次々と取り除きました。中には、発泡スチロールや漁具など、厄介なごみも含まれていました。

参加者の声


参加者たちからは、活動を通じて強い意識変化があったとの感想が聞かれました。例えば、「流木や小さなビニール片がたくさんあり、捨てられたごみが自分たちの街から出ていることを考えさせられた」と声を上げる人も。また、清掃活動の終えた後に「次回も参加したい」という意欲にあふれた言葉も多く寄せられました。

海と日本プロジェクトの取り組み


この海岸清掃活動は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として行われています。このプロジェクトの目標は、国民一人ひとりが海洋ごみの問題を理解し、自ら行動を取ることで、海を守る意識を高めることです。産官学民で構成されたステークホルダーが共同で、海洋ごみを減らすためのモデルを提案し、実行しています。

公式サイトに訪れることで、その取り組みや今後の計画についても知ることができます。これからも奈佐の浜での活動が続いていくことを願い、未来へと続く豊かな海の環境を守る努力が必要です。

公式リンク: 海と日本プロジェクト


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