横浜薬科大学が杵築市と地域医療・福祉の連携協定を締結
横浜薬科大学と杵築市が連携協定を締結
横浜薬科大学(以下、本学)が、全国でも名高い杵築市(大分県)と地域医療、福祉、教育を中心とした連携協定を結びました。この協定は、病院薬剤師の不足を解消するための臨床研究への協力から生まれ、多岐にわたる共通の目標に向けた新たな一歩です。
連携・協力の主な内容
この連携協定において、両者は以下のような具体的な取り組みを行うことを約束しました。
1. 地域振興と市民教育の強化
市民を対象とした公開講座を、本学の講師陣によって実施します。これは地域の知識と技術を向上させ、医療や福祉分野に対する理解を深めることを目的としています。また、在学生および卒業生を対象に、U・Iターンを促進する取り組みも行い、地域の魅力を広める活動に積極的に関与します。
2. 教育研究への支援
杵築市は、本学の研究および調査活動に全面的に協力していくことで、地域の医療や福祉の改善に寄与します。これにより、地域のニーズに即した実践的かつ革新的な研究が展開され、現場に役立つ成果が期待されます。
3. 特別地域枠の創設
新たに設置する「杵築市特別地域枠」による地域選抜入試では、合格者に対して授業料の減免が提供されます。この特別枠に合格した学生は、薬剤師免許取得後、5年間市内の医療機関での就業が求められ、地域への定住が推奨されます。この取り組みにより、地域医療の持続可能性がさらに高まります。
これまでの連携事業
本学と杵築市はこれまでも様々な連携事業を通じて、地域医療を支えてきました。地元出身の高校生や薬学生を対象とした就職支援プログラムにより、地域医療への人材確保が進展しています。また、本学の教員による院内講演や研修を通して、地域医療ニーズに応える保険支援も実施されています。さらに、杵築市の特産品を横浜市内のイベント「のばマルシェ」でPRすることで、地域の魅力を発信しています。
今後の取り組み
令和6年度以降は、高校生や一般市民向けの講座開催を计划しています。また、漢方を取り入れた健康支援教育や、次世代医療に関する臨床研究も行っていく予定です。杵築市特産品の広報活動を通じて、地域資源の認知度を高めることも重要な目標としています。
結びに
両者の協定は、地域医療や福祉の発展を支える重要な一歩です。本学は今後も、地域社会の持続可能な発展に向けた取り組みを強化していく所存です。
会社情報
- 会社名
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都築学園グループ
- 住所
- 福岡市南区玉川町22番1号
- 電話番号
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