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TENEOと渋草柳造窯の新たな挑戦

2021年、伝統工芸の革新が求められる中、TENEOと渋草柳造窯七代渋草柳造氏による特別なコラボレーション「GAS MASK POT」が発表されました。このプロジェクトは、日本とフランスという異なる文化が交わる中で、クラフトの可能性を広げることを目指しています。

プロジェクトの背景

このコラボレーションは、歴史ある渋草柳造窯が持つ江戸時代からの伝統と、その伝承が変革を求めている時代に向けた新たなアプローチから生まれました。TENEOは「伝統工芸を、未来の生活の中で自然に使えるアートピースに変えたい」との思いから、与えられたテーマに挑みました。

今回の「GAS MASK POT」は、COVID-19がもたらした社会の変化への応答としてデザインされています。ガスマスクという、過去の危機を示す象徴的なアイテムを基に、植物や生花などのポジティブな要素を融合させることで、未来に向かう希望と癒しを表現しています。

造形力の集結

七代渋草柳造氏の卓越した技術を駆使したこのアートピースは、すべて手作業で制作されたフルハンドメイドモデルと、型を使いながらも細部は手作業で仕上げるセミハンドメイドモデルの2種類が展開されます。盆栽鉢と花瓶という2つのスタイルで、どちらも伝統の美しさを保ったまま、革新的なファッション性を持っています。

盆栽とのコラボレーション

メインビジュアルには、世界的に注目される若手盆栽師、濵本祐介氏による植え込みも加わり、伝統的な技術と新たなアートの融合が実現しました。これにより、伝統工芸が現代的な生活の一部としてどのように息づいていくのか、その新しい可能性を提案しています。

展示と発売予定

2021年4月中旬からTENEOのウェブショップで予約を受け付け、同年9月に正式発売を予定しています。また、東京やパリの文化イベントにおいても展示される予定で、多くの人にこのアートピースの新しい魅力を体感してもらえる機会が増えることでしょう。

価格と展開アイテム

今期のラインナップには、フルハンドメイドの「GAS MASK POT」および「GAS MASK VASE」が各198万円（税込）、セミハンドメイドのモデルはそれぞれ23万1千円（税込）で提供されます。ただし、盆栽や生花などの植物は含まれておりません。このユニークなプロダクトは、アートとしても素晴らしく、生活空間に新しい風を吹き込むことでしょう。

これからの展望

今後、一般社団法人日本和文化更新プロジェクトが主催する「第1回和文化グランプリ」や、日本伝統工芸再生コンテストへの出展も予定されています。このコラボレーションを通じて、日本の伝統工芸と現代アートの新しい形がどのように発展していくのか、ますます注目されます。

最新の情報はTENEOおよび渋草柳造窯の公式Instagramで随時発信されており、興味のある方はぜひチェックしてください。

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