ドローンビジネスの新たな展開
一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会が、2026年1月から「ドローンビジネス勉強会」を開始し、同年4月には「ドローン業種別ライセンス制度」を設けることを発表しました。この取り組みは、国家資格取得後のスキル向上と、業種別の専門知識を身に付けるためのものです。
「ドローンビジネスは2階建て」
協会は、ドローンパイロットが業務を行うためには、国家資格による「1階部分」の基礎知識だけでなく、実務スキルを学ぶための「2階部分」が必要だと強調しています。国家資格は基本的な操縦技能を証明するものであり、実際のビジネスシーンでは顧客対応、業界特有の技術、品質管理といった高度なスキルが求められるからです。この新制度は、そのギャップを埋めるために設計されています。
2階部分の重要性
多くのドローンパイロットが、資格を取得した後に「仕事の仕方がわからない」といった課題を抱えていることから、協会は勉強会を通じて、実務に直結した知識とスキルを身につけられる場を提供します。これにより、事業者は適切なパイロットを見極める基準を持つことができ、発注者は安心してビジネスを進めることが可能になるのです。
ドローンビジネス勉強会の詳細
この勉強会のメイン講師は、代表理事の森本宏治氏です。彼は、8,000時間以上の飛行経験を持ち、様々な分野で活動するオールラウンドプレイヤーです。勉強会は、月1~2回の頻度でハイブリッド形式(岡山会場とオンライン)で開催され、法令と業種別スキルに焦点を当てた内容が提供されます。具体的には、航空法に関する最新情報や、空撮、測量、農薬散布といった業種別の実務に即したカリキュラムが組まれています。
業種別ライセンス制度の設立
2026年4月から始まる業種別ライセンス制度は、発注者と受注者双方にとって大きな意味を持ちます。スキルを可視化することにより、業務委託先の選定基準が明確になり、受注者も自分のスキルを客観的に証明できるチャンスを得るのです。
資格の概要
このライセンスには、S級、A級、B級の3段階が設けられ、各業種の専門技術を明確に評価します。例えば、空撮においては、S級が高い技術力を要し、まさに発注者が求める水準の実績を証明するものとなります。
期待される効果
この新しい制度は、発注者が業務を依頼する際の安心感を提供し、受注者にとってもスキルアップの指標となります。具体的には、業務委託先の選定基準が明確化されることで、質の高い成果物が期待できるようになります。これにより、ドローンビジネス全体の信頼性と成長が促進されることでしょう。
参加資格と申込方法
勉強会に参加するには、aotori FC会員やDBT資格保有者、そしてDBAスクールに入校している方が対象となります。参加を希望する方は、協会の公式サイトや連絡先にて詳細を確認できます。
日本ドローンビジネスサポート協会について
この協会は、全国に130のフランチャイズ拠点を展開し、ドローンビジネスの人材育成に力を入れています。具体的な活動としては、災害対応での実践的訓練やビジネスの実証実験が行われています。
今後、ドローンビジネスはさらなる進化を遂げると見込まれます。本勉強会とライセンス制度が、業界全体に新たな風を吹き込むことを期待しています。