新しい旅の提案、『るるぶまちといろ埼玉』創刊号発売へ

株式会社JTBパブリッシングが新たなガイドシリーズ『るるぶまちといろ埼玉』を刊行しました。本書は、全国の観光地を取材してきた「るるぶ」が培った視点を活かし、埼玉県を舞台に地域の魅力を深掘りすることを目的としています。2024年7月26日の発売を控え、埼玉県知事大野元裕氏への表敬訪問が行われ、県内市町村へは100冊が寄贈されました。

この新シリーズは、単なる観光地紹介に留まらず、地元に根ざした産業や文化、歴史を探求する内容になっています。63の市町村とさいたま市の10区が詳細に紹介され、地域のキーマンたちのインタビューを通じて、埼玉の魅力やストーリーを知ることができます。

県民の愛着と関心を掘り下げる

『るるぶまちといろ』のコンセプトは、「知る・深まる・地元ラブ」。コロナ禍を機に地元へ目を向ける機会が増えた中、埼玉の個性溢れる地域特性を知ることで、県民の愛着が一層深まることを目指しています。編集部の安藤博子氏は、埼玉出身の人々が見せる地元への誇りや愛着に感銘を受け、多くの新しい発見があったことを語りました。

さらに、1987年に初の県ガイドとして発行された『るるぶ埼玉』に記されたように、埼玉は過去の経験を活かしながら新たな魅力を形成しています。観光地とされるスポットだけでなく、隠れた宝物のような地域も多く、全国の読者に発見の喜びを提供することでしょう。

地域とともに歩むプロジェクト

本書はただの書籍に留まらず、地域探求学習のための出張授業も企画されています。埼玉県内の小中学校に向けて、「知る・深まる、埼玉ラブ」の出張授業を実施。生徒が地域の歴史や産業を学ぶ機会を提供します。これは地域の未来を育てる重要な一歩と言えるでしょう。

埼玉グルメも楽しめる企画

『るるぶキッチン』の出店も注目です。「るるぶまちといろ埼玉」に掲載された地元の逸品を使ったアラカルトメニューや郷土料理を楽しむことができるイベントが、8月から開催されます。この機会に、埼玉県の美味を体験することができるのは魅力的です。

以上のように、『るるぶまちといろ埼玉』は埼玉の魅力を再発見するための素晴らしい一冊です。旅のプロであるJTBパブリッシングが、県民の思いを感じ取りながら創り上げたこのガイドブックは、地元の人々にも、訪れる人々にも、新しい発見をもたらすことでしょう。