未来のインフラを支える高信頼通信ネットワーク「TOWER LINK構想」セミナー

高信頼通信ネットワーク「TOWER LINK構想」セミナー

12月1日（月）に開催される「高信頼通信ネットワーク TOWER LINK構想」のセミナーでは、日本計画研究所が主催し、一般財団法人電力中央研究所の上席研究員、池田研介氏による講演が行われます。このセミナーは、電気、通信、交通水道などのインフラ維持が課題となっている現代社会において、その解決に向けたプロジェクトがどのように進められているのかを学ぶ絶好の機会です。

TOWER LINK構想とは？

TOWER LINK（Transmission tower based Optical and Wireless Extremely Reliable Link）は、送電鉄塔を利用して電力と通信の両方を支える高信頼の通信ネットワークを実現する構想です。このシステムは、既存の電力ネットワークと新たに導入される通信インフラを統合し、電力供給の安定性を高めることを目指しています。

人口減少とインフラの維持

我が国では人口減少が進んでおり、これに伴ってインフラの維持がますます難しくなっています。業務の効率化やデジタル化が進む中で、全光ネットワークやミリ波テラヘルツ波といった先進的な通信技術を活用することが求められています。セミナーでは、こうした新技術がどのように活用され、高信頼な通信ネットワークの構築に寄与するのかが詳しく解説される予定です。

講義内容の概要

- 電力安定供給を支える高信頼通信ネットワーク で、自営通信ネットワークの構成や、多様なシステムを用いた電力供給の方法について説明します。
- TOWER LINK構想 では、通信ネットワークの課題を考察し、それに対する新しい通信技術の適用可能性を探ります。全光ネットワークや広帯域無線、非地上系ネットワークの適用例が示されます。
- アプリケーションの期待 として、ロボットやドローンの利用やデジタルツインを通じた新しいサービスの展開が期待されています。
- 業界を超えた連携 についても言及し、持続可能なインフラ業界の実現に向けた取り組みが紹介されます。

受講方法と参加費用

セミナーには、会場受講、ライブ配信、アーカイブ配信（2週間視聴可能）を通じて参加することができます。受講料は1名37,560円（税込）で、複数名での申し込みや地方公共団体の方には割引も用意されています。

通常は交流が難しい受講者間での名刺交換や交流会も実施され、講師や参加者同士のネットワーク構築が促進されます。