宮崎県国富町で発行される広報紙「広報くにとみ」が、令和7年全国広報コンクールの広報紙町村部で入選を果たしました。これは、町の広報に取り組む人々の努力と地域の参加を強く反映した結果であり、非常に嬉しいニュースです。
この入選は、昨年12月発行の「広報くにとみ」令和6年12月号で成し遂げられました。この号では「希望の灯り」という特集が組まれ、地域に根ざした文化の継承の重要性とその難しさについて深く掘り下げた内容です。特集では、文化の担い手や専門家のインタビューを掲載し、読者としての町民がこのテーマにどのように向き合うべきかを考える手助けがなされています。
この広報紙の魅力は、単に行政情報を提供するだけでなく、地域が抱える多様な課題について共に考える「特集記事」を毎月掲載している点です。これにより、町民同士の意識が高まり、地域の活性化に寄与しています。特に、県の広報コンクールでの5年連続特選受賞は、この広報紙の質の高さと熱意を示しています。
広報紙を担当している吉田翔主査は、受賞にあたって「より多くの人に大切な情報を届けたいという気持ちで、親しみやすい広報紙を作成してきました。今回の評価を本当に嬉しく思います。」とコメントしています。このように、広報紙づくりには多くの人々が関わっており、その結果として受賞に繋がったのです。
全国広報コンクールは、地方自治体などの広報活動の向上を目的に、日本広報協会が主催するイベントであり、1964年から開催されています。この大会では、各地方から推薦を受けた優れた広報作品が審査され、特選や入選が選出されます。今回の「広報くにとみ」の成功も、このような制度の恩恵によるものと言えます。
国富町は、宮崎県のほぼ中央に位置し、人口約18,000人を有する町です。この地域は、歴史的な文化財である本庄古墳群が点在し、自慢の豊かな自然が息づいています。町の気候は温暖で、南国の特産物としてマンゴーや切り干し大根、宮崎牛などがあります。また、興味深いことに、ローム株式会社がSiCパワー半導体の工場を新設する予定というニュースもあり、商工業の発展にも期待が寄せられています。
国富町におけるふるさと納税システムも注目されており、返礼品として地元の特産物を提供しています。具体的には、マンゴーや宮崎牛、炭火焼鶏などが揃っており、観光客や移住者に向けても積極的にアピールしています。これらすべてが、町の発展に向けた重要な要素です。
最後に、国富町はその魅力を広めるため、一層の広報活動を続けていくことでしょう。町民の皆さんは、自分たちの文化や誇りをしっかりと持ち、日々の生活や地域活動に取り組んでいくことが求められています。広報紙「広報くにとみ」は、そんな地域の姿をしっかりと記録し、次世代に伝える役割を果たしています。