FRONTEOと熊本大学が共同研究、AIで新しいがん治療法を探求

FRONTEOと熊本大学、先進的ながん治療法探索を開幕

株式会社FRONTEO（本社：東京）と熊本大学大学院が、ライフサイエンスAI分野における新たながん治療法の共同研究を開始します。この研究は2025年4月14日にスタートし、最先端のAI技術を駆使して、効果的ながん治療法の探索を目指します。

研究の背景と目的

がんは多くの人々にとって重大な病気であり、その治療法の開発は急務です。FRONTEOは、自社開発の特化型AI「KIBIT」を用いたAI創薬支援サービス「FRONTEO Drug Discovery AI Factory」（略称DDAIF）を活用し、特定のがん種に効く既存薬の抽出を行います。このプロセスには熊本大学による細胞実験や動物実験が伴い、仮説の検証が進められます。

熊本大学は、「患者に寄り添う医療」を追求し、最良の治療法を提供するために基礎研究から臨床までの広範囲にわたって研究を行っており、今回の共同研究はその一環として位置付けられています。

FRONTEOの拡張性と技術力

FRONTEOは、KIBITの自然言語処理技術を用いて、未知の関連性を効率的に発見する新しいアプローチを展開しています。この技術は、科学者が求める情報にアクセスする手助けをし、新たな治療法の発見を促進しています。既知の文献情報から未報告の標的分子を抽出し、それに関連する疾患メカニズムの仮説を提案することで、従来の研究の限界を超えた知見を提供します。

社会への影響と今後の展望

この共同研究は、がん治療における革新的な進展を見込んでいます。FRONTEOは、技術の社会実装を進めることで、医学および薬学の研究が進展し、患者にとっての医療の質が向上することを目指しています。

FRONTEOは、2003年に設立され、2007年には東証マザーズに上場。これまでの蓄積された経験と技術を生かし、ライフサイエンスAIの分野でのリーダーシップを発揮し続けています。今後も熊本大学との共同研究を通じ、がん治療の新しい可能性を探求し、社会に貢献していく方針です。

公式サイト: FRONTEO

この共同研究の進展が、患者にとって希望となる革新を生み出すことを期待しています。