オンライン日本語学習を革新する株式会社Saolaの挑戦について

新しいオンライン日本語学習の時代を迎える株式会社Saola

2020年4月9日、日本語教育に新たな風を吹き込むことを目指して、株式会社Saolaが設立されました。この会社は、留学生向けのオンライン日本語学習プラットフォームを提供し、さまざまな日本語学校の課題を解決するための取り組みを始めます。代表取締役CEOの上尾透眞氏、取締役COOの柴井伶太氏、CTOの橘充氏を中心に、これからの日本語教育を見据えた革新的なサービスを展開していくことになります。

設立の背景

日本語教育を行う学校の多くは、近年の社会情勢の変化により、運営に関するさまざまな問題を抱えています。特に、外国人留学生を受け入れる日本語学校では、教育の質を保つための熟練した教師の確保が難しくなっています。また、高齢化が進む教師陣の中で、属人的なオフライン業務が依然として多く、効率化が求められています。

このような状況に加え、COVID-19の影響により、日本語学校は通常授業の開催や新入生の受け入れに大きな打撃を受け、一部の学校では授業が完全に停止してしまっています。こうした課題に対し、Saolaは積極的に解決策を提供するために設立されました。

Saolaのビジョン

株式会社Saolaは、日本語教育分野におけるオンラインプラットフォームを開発し、日本語学校に向けて特化したカスタマイズサービスを提供します。これにより、教師や学生が安心して学べるオンライン教育環境を整え、教育のデジタル化を推進していく所存です。さらに、COVID-19の影響を見極めつつ、受託開発を行うことにより、学校のニーズに応じたサービスを提供していきます。

創業メンバーの紹介

代表取締役CEOの上尾透眞氏は、立教大学経営学部に在学中で、NPO法人UMINARIでのソーシャルイノベーションに関わる経験を活かしています。また、取締役COOの柴井伶太氏も同じ大学に在学中で、人材開発や組織開発に関する研究を行っており、日本語教育の課題解決に向けた洞察を提供します。CTOの橘充氏は、教育業界のベンチャー企業でオンライン学習塾の立ち上げを行った経歴を持ち、彼の技術的な知見がプラットフォームの開発に大きく寄与するでしょう。

今後の展望

Saolaは、これからの日本語教育の新しい形を提案し続けることを目指しています。日本語学校に向けた「COVID-19の脅威と機会についてのレポート」を公開することで、教育関係者がこの難局をどう乗り切るかを考えるきっかけを提供します。これらの取り組みにより、Saolaは国内外の日本語教育に重要な役割を果たすと期待されています。日本語教育のオンライン化は、これからの時代に必要なステップであり、Saolaの活動がその一翼を担うことになりそうです。