日本医師会が定例会見を開催
日本医師会(会長:松本吉郎)は、2023年5月28日に定例記者会見を行い、その模様を公式のYouTubeチャンネルで届けました。本記事では、会見で発表された重要なテーマについて詳しくお伝えします。
会見のテーマについて
今回の会見は、以下の4つのテーマに焦点を当てました。
1. 3党合意による「11万床削減」報道
2. 財務省の財政運営についての「春の建議」
3. 国民推進協議会総会の開催
4. 今年の夏の熱中症対策
1. 11万床削減に関する見解
松本会長は、最近報道された自民党、公明党、日本維新の会による協議内容に言及しました。具体的には、2027年度までに全国でおよそ11万床の病床を削減する方針が合意されたことが紹介されました。この削減により医療費が約1兆円削減されるとされますが、会長は病床の削減が不適切な方法で実施された場合、地域住民や医療従事者に不安を与える可能性があると強調しました。今後の詳細な政策決定において、関係者の理解を得ることが重要であると期待感を示しました。
2. 財政運営に関する反応
続いて、松本会長は財務省の財政制度等審議会がまとめた「骨太の方針2025」について語りました。内容に関して「非常に腹立たしい」と述べ、「何度でも反論したい」と強い不満を表明しました。政策の具体的な内容については、今後、医師会として積極的に意見を表明していく方針です。
3. 国民医療推進協議会総会
次に、城守国斗常任理事が6月4日に開催予定の国民医療推進協議会の総会について発表しました。医療や介護の分野で必要な賃金上昇、物価高、さらには高齢化社会における技術革新への対応が議論されることになるとしました。その結果、協議の結論として、今後の対策がまとまる予定です。
4. 熱中症対策について
最後に、松岡かおり常任理事は、今年の夏が厳しい暑さになる見込みであることに言及し、改正労働安全衛生規則による職場での熱中症対策の義務化についても触れました。関連動画も制作されているとのことで、具体的な対策についての詳細が共有されることを期待されています。
まとめ
日本医師会の定例会見では、医療政策の重要なトピックについて率直な意見が表明され、改めて地域医療の質の向上が求められました。会見の資料や動画は、日本医師会のホームページで公開されているため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
詳細な情報は
こちらからご覧いただけます。また、公式YouTubeチャンネルでも多くの関連動画が視聴可能です。見逃せない情報が盛りだくさんですので、ぜひ登録して最新情報を受け取ってください。