千葉県九十九里町に車いすでも楽しめる貸切宿「nicotto」が12月オープン！

千葉県九十九里町にバリアフリーの貸切宿が誕生

2025年12月、千葉県九十九里町に、車いす利用者向けのバリアフリー貸切宿「nicotto（ニコット）九十九里」がオープンすることが発表されました。この新たな宿泊施設は、車いすの方々が真に楽しい旅行体験を味わえるように設計されています。プロジェクトは、齋藤成輝氏が代表を務める「nicottoプロジェクト」によって推進され、2023年10月18日から12月3日までクラウドファンディングが実施されます。集められた資金は、車いす移動が可能な芝生の庭を持つガーデンエリアの整備などに活用されます。

背景と想い

nicottoプロジェクトの中心には、齋藤成輝氏とその父、齋藤儀一氏がいます。儀一氏は福祉事業を運営しており、親子で多くの車いす利用者と出会う機会がありました。その中で、「車いすで宿や観光地、レストランなどに安全に行くことが難しい」という声を耳にしました。さらに、儀一氏自身も一時期車いす生活を送った経験から、その不便さを実感し、車いす利用者が家族や友人と共に楽しめる旅行体験を実現したいという強い思いを抱くようになりました。

nicotto九十九里の特徴

「nicotto九十九里」は、車いす献立やバリアフリーの環境に配慮して設計されています。主な特徴としては、以下のような点が挙げられます：

- 出入口の幅：各部屋の出入り口は81センチの幅で、車いすが通行しやすく
- 低い洗面台
- 車いす対応のトイレと浴室
- 車いす利用者が手を届かせることができる高さのスイッチやコンセント

これに加えて、準備中のサービスには、車いすタクシーとの提携や、料理や食材の準備、そして周辺のレストランや観光地のバリアフリー情報の提供が含まれています。

快適な滞在空間

「nicotto」の特徴の一つは、家族や友人と一緒に快適に過ごせるリビングスペースがあり、そこにはバリアフリー対応の屋外BBQスペースも設けられています。ウッドデッキとフルフラットの動線が、開放的な空間を創出し、夜空を眺めながら過ごせるプライベートテラスも完備されています。

結論

車いすを利用する方々が、心から安心して旅行を楽しめる環境を整えることは、社会全体にとっても重要なミッションです。「nicotto九十九里」の誕生は、その一歩となるでしょう。このプロジェクトを通じて、より多くの人々が新たな旅行体験を手に入れられるよう、皆さんの応援が必要です。クラウドファンディングにぜひ参加して、バリアフリーの旅行体験の実現を応援しましょう。