都市部の男性が婚活で優位!?成婚率の地域差とその背景
近年の日本では、都市部に住む男性が婚活において圧倒的に有利であるというデータが発表されました。株式会社IBJが2024年度の成婚白書に基づいて行った調査によると、都市部の男性の成婚率は実に50%に達し、特に高学歴かつ高年収の男性が多いことが影響しています。また、女性の転入が都市化を促進し、「女性余り」現象も成婚率を押し上げる要因となっています。
この成婚白書は、昨年IBJの結婚相談所ネットワーク内で成婚した15,374名のデータを元に分析が行われ、都市部と地方における婚活の地域差が浮かび上がりました。実際にデータを見てみると、都市部に住む男性は地方に比べ、成婚率が9.2ポイント高いという結果が出ています。
年齢による成婚率の違い
成婚率には年齢層による差もあります。都市部では、男性は全年齢層で成婚率が高くなる傾向があります。一方で、女性の成婚率には地域による明確な違いが見受けられます。特に注目すべきは、都市部では若年層の女性が高い成婚率を記録しており、年齢が上がるごとにその割合が減少していくのに対し、地方では30代前半の女性の成婚率が高く、都市の20代女性と同等の数値を示しています。しかし、地方でも40代以上になると成婚率が大きく低下してしまいます。
結婚相手に求める条件
結婚相手に求める条件についても、都市と地方では違いが見られました。IBJが行った調査によると、都市部の女性は82.6%が相手の「年収」を重視しているのに対し、地方でもこれが74.1%と高い数値を示しています。男性に関して言えば、特に外見を重視する傾向が強く、都市部では53.3%が「顔」に注目しているとのことです。
このように、婚活を成功させるためには、自分が求める条件だけでなく、相手が何を重視しているのかを理解することが不可欠です。
地域差を踏まえた婚活の提案
IBJは、日本の人口減少問題に直面している中で、婚活の成功率を上げるために地域差をもとにした支援を行いたいと考えています。成婚率のデータをもとにした詳細な分析を進め、地域特性に応じたアプローチを提案していくことが求められます。
このような分析を通じて、より多くのカップルが結婚へとつながることが期待されています。
詳細な成婚白書の内容は
こちらからご覧いただけます。
株式会社IBJは、マッチングからトータルサポートを提供することで日本の婚活市場を活性化させ、人口減少問題の解決にも寄与したいと考えています。また、今後も意欲的に地域支援を行い、婚活の成功率を高める施策を推進していきます。