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京都の建築事務所・吉原組が始動する「TOHU」プロジェクト

京都を拠点とする建築事務所、吉原組が新たに「TOHU（トーフ）」というプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、従来の建築デザインの枠を超え、他の分野での美の追求を目指しています。第一弾として、建築の基本プロセス「BASE、ASSE、ROOF」に着想を得たショコラタブレットが登場します。これらの魅力的なショコラは、2024年3月7日から東京都南青山の複合文化施設「Spiral（スパイラル）」にて開催されるポップアップイベントで発売されます。

ショコラの魅力

今回発売されるショコラタブレットは、3枚セットで提供されます。そのネーミングは、建築の基礎を表した「BASE」、「ASSE」、そして屋根を表す「ROOF」と名付けられています。まず「BASE」は、ビターなカカオの香りを存分に楽しめるチョコレートです。次に「ASSE」では、上質なトンカ豆と砂糖漬けのオレンジが組み合わされ、滑らかな食感と共に華やかな香りが広がります。そして「ROOF」は、キャラメリゼされたナッツをトッピングしたビターチョコレートで、食感の豊かさが楽しめる仕上がりとなっています。

これらのショコラは、日本のパティシエ界で名を知られる中村忠史氏が監修を担当。彼は15年以上、フレンチの巨匠、ジョエル・ロブション氏のもとで培った経験をもとに、味わい深いチョコレートを提供します。

アップサイクルの美

さらに、ショコラタブレットには、吉原組が建築の過程で出た端材から作られた木皿が付属します。これらの木皿は、ウォールナットや神代欅、チークといった高品質な素材からランダムに選ばれ、経年に伴う味の変化を楽しむことができるデザインです。こうした取り組みは、持続可能な素材の使用や、資源の再利用への意識を反映しており、吉原組が掲げる「素材を大切に」という理念とも合致します。

イベントの内容

TOHUのポップアップイベントは、南青山のSpiralで2024年の3月7日から14日まで開催される予定です。イベント期間中には、ショコラの販売だけでなく、吉原組が手がけた家具やインテリアも展示販売されます。特に、藁を使用したユニークなデザインのスツールや、珍しいヴィンテージアイテムが登場予定です。これらのアイテムは、現代のインテリアに新しい視点を提供し、建築とデザインの新たな可能性を感じさせます。

吉原組の「TOHU」プロジェクトは、単なる建築にとどまらず、さまざまなクリエイティブ表現を結びつけ、新たな価値を生み出す挑戦です。アートやデザインに興味がある方は、ぜひこの機会に南青山のSpiralへ足を運んで、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

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